前回の話
2人目ということもあり、へうくんが産後1ケ月の頃に外出を再開したマキノさん、まずは慣らしでお散歩から始めたのですが、ある日のこと、くうちゃんのために少しだけ、と公園に寄った時に出会った先輩ママさんに「2歳差育児で下の子が動くようになったらもうパニック!」と言われ、「今すでにパニックなんですが・・(汗)」と動揺するマキノさん・・
21)「がんばりすぎずに周りを頼って」あるご婦人との出会い
ある日の買い物帰り、日向ぼっこがてらベンチで休んでいると、一人のご婦人に声をかけられました。
「あらあら、お母さん、2人連れて大変ね!何歳?」
「こんにちは。1ケ月と2歳です」
「うふふ、大人しく座って飲んでるのえらいね。賢そうなお嬢ちゃんね」
「ほんとに賢そうな女の子!お母さん、よく言うこと聞くでしょ!」
「あ、まあお手伝いとか好きで、結構やってくれますね」
めっちゃ褒めてくれる!と思いながら答えると、
「お母さん、小さいお子さんいて大変だと思うけど・・出来るだけ周りを頼って、まず自分を休ませてあげてね」
「お姉ちゃんは、周りをよく見てる賢い子だから、あなたが無理していると、きっとそれがこの子にも伝わる」
「お母さんのことよく見てるからわかっちゃうのね」
(・・ぎくっ)
「・・そうですね」
「だから、がんばりすぎないでね。旦那さんでも、おばあちゃんでも頼っちゃったらいいのよ。じゃあね」
そう言って去って行ったご婦人・・
「周りを頼って・・かあ」
パパは忙しいし、実家は遠いし、シッターさんとかお金は使いたくない・・
「頼れる人がいないんだけどなー」
『いないんじゃなくて作るんだよ』
そう教えてくれたようなご婦人との出会い・・
その夜、ご婦人のことを夫に話したら・・
「なんか、わかってる口ぶりでおもしろかった」
「へー。その人、未来から来たマキノちゃんやったんちゃう?」
ぴしゃーんっ!!
「なるほど・・!!」
夫の言葉に妙に納得してしまったのでした。
続きます。
マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。