子どもが英語アレルギーになってしまった!どうすればいい?新見正則医院院長、新見先生に伺いました!

子どもが英語アレルギーに?!どうしたらいいの?そんな悲鳴に対して、今回は留学経験と子育て経験を持ち、自身もさまざまなことにチャレンジされている新見正則医院院長、新見 正則先生にお伺いしました。



子どもを英語アレルギーにしないためにはどうすればいい?

子どもに勉強を指示するならば、親も一緒になにかに挑戦しましょう。英語を一緒に勉強するのがもっとも効果的です。親が挑戦する態度を子どもに示さずに、英語の勉強を促してもあまり良い効果は得られないと考えます。

親が英語を勉強するのは、子どものためと割り切って勉強するのがおすすめです。英語が上達する必要はありません。むしろ英語が上手ではない親が一生懸命勉強して、いろいろな英語の試験に挑戦する姿をみせることが効果的です。最初の英語の試験は英検がいいかと思います。
子どもが親の勉強する姿を見て本気を出せば、親は子どもに直ぐに負けます。それでいいのです。

一緒に勉強するのは、英語でないとダメ?
英語を勉強するのどうも・・・という方は、他の語学でもOKです。語学に挑戦する姿勢をみせることで、子どもの英語アレルギーは薄くなるでしょう。また、語学をどうしても勉強するのが難しいときは、他の何かに挑戦する姿をこどもに示して下さい。
僕は幸いイギリスに5年間も留学していたこともあって、流暢な英語は話せませんが、サバイバル英語であれば大丈夫です。
そこで娘には英検を小学生の頃から受けるように勧めました。そんな僕は、娘のためにもと思って中国語をゼロから勉強しました。こどもは僕が中国語を勉強しているのを横から見て、ときどき一緒に中国語を勉強していました。本気ではありません。本気での勉強は英語をやるように勧めていました。そんな娘は幸いにも高校卒業までに英検の凖1級に合格しました。僕の勉強を横から見て、興味本位でかじった中国語もHSKという試験に何度も合格しました。一緒に語学の勉強を楽しんでいました。

さまざまことにチャレンジする姿が大切です

僕はずっと泳げませんでした。大人になっても金槌の自分はコンプレックスでした。こどもにはそんな思いをさせたくなかったので、物心つく前からスイミングスクールに親と一緒にいって、幼稚園の年少の頃には4泳法で50mは泳げるようになっていました。
その娘が六歳の時に、「パパも一緒に泳ごうよ!」と言われたのです。とんでもないことです。僕は泳げないのですから。そこで僕はちょっと思案しました。これから娘には勉強しろと言うことが増えるだろう。そんな時に自分が勧められたことを断っていたら、娘が僕のお願いを聞かないことも有り得ます。そこで、50歳の時にスイミングを習い始めたのです。そして凝り性な僕はボツボツと泳げるようになり、ついでにランニングや、自転車も始めました。その延長にトライアスロンがあり、娘と一緒になんども大会にでました。

幸いいろいろなものに挑戦する姿を見せて、そして一緒に頑張る姿勢も相まって、娘はいろいろなものに抵抗なく挑戦するようになりました。

皆さまも是非、お子さんと一緒にいろいろと挑戦を繰り返して下さい。また、子育ての秘訣をかいた書籍なども参考にしてみて下さい。

執筆者

新見正則先生
新見正則医院院長

経歴
新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。
98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。
20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。
『しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通』

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