きょうだいが生まれてお兄さん、お姉さんになった子におすすめの絵本4選

我が家では、普段、全くテレビを観ません。
そのため、子どもたちは絵本を見る時間が長くなり、自然と絵本大好きっ子に。
祖父母からのプレゼントには絵本をリクエストする事がほとんどで、保育園で毎月購入する絵本もあるため、長女が4歳になった現在、自宅には軽く100冊を超える絵本があります。
コロナ渦の前までは、土日に図書館で絵本を借りてくることも多かったので、特に長女はかなりの読書量です。

そんな長女は3歳の時に妹が産まれてお姉さんになりました。
妹が可愛いと言う事にも時間がかかった彼女は、母や妹に怒りをぶつけたかと思うと、妹に負けないくらいの赤ちゃん返りを見せたり、家から出て行くと荷物をまとめたり・・・と、色んな気持ちの移り変わりがありました。
1年経ってとても成長し、我を通したがる妹に譲れるようになったし、妹がしたことを許せるようにもなり、お姉さんになったなとつくづく思う今日この頃です。
そんな成長の途中で彼女が繊細な気持ちを重ね合わせてきた絵本をご紹介します。
ちなみに私は次女の妊娠中からこうした兄弟児に対する気持ちが描かれている絵本を長女に読ませていたものの、妹が産まれた途端、長女は一切読みたがらなくなりました。
少しずつ彼女の姉としての成長に合わせてまた読めるようになったので、その順番にご紹介します。



[1] ちょっとだけ

以前、ママ広場で他のライターさんも紹介されていた絵本です。
赤ちゃんが産まれてお母さんが忙しいので、色んな事を自分でやってみようとするなっちゃんのお話。
この絵本は、次女の出産祝いに友人からもらいました。
この本はすぐに長女のお気に入りになり、なっちゃんが、どうしても甘えたくなったときに「ちょっとだけでいいから抱っこして」と甘えるシーンを真似するように。
お姉さんになったからって、頑張らなくてもいいんだよ、甘えてもいいんだよ、といくら私が言っても伝わらなかった事が、絵本で伝わったように感じました。

[2] フランシスのいえで

長女が大好きなフランシスシリーズの一冊。
妹が産まれて寂しくなったフランシスが、台所のテーブルの下に家出をするというお話。
フランシスが家出をした時、フランシスのパパとママは、フランシスに聞こえるような声で、「なんだか物足りないねぇ」なんて話すのですが、読んでいてほっこりもするし、親として勉強にもなる一冊です。




[3] ねこのジンジャー

ある日子猫がやって来て、あっち行け!と追い払おうとするも、うまくいかず、家出をしてしまうジンジャーのお話。
でも、最後には自然と2匹で仲良く遊ぶようになります。
振り返ると、この絵本をまた長女が読むようになったのは、妹が10ヶ月くらいになってからでした。
妹と一緒に遊べるようになってきて、自分と重ねるようになったのかな、なんて思います。

[4] ピーターのいす

妹が産まれ、自分が使っていた物を妹に取られる、ママを取られるピーターが、(これまた)家の窓の外に家出をします。絶対に妹に譲りたくない物を持って。
そこで、赤ちゃんの時に使っていた椅子が小さくなって座れなくなっていた事に気付くピーター。
家に入った後、お父さんと一緒にその椅子をピンクに塗り直す、というお話。
この絵本を再び読むようになったのは、妹が1歳過ぎてから。
この頃から、自分の物を妹に譲れるようになってきました。

振り返ると、家出をする絵本ばかりでした(笑)
でも、絵本を読んで気持ちを落ち着かせたり、支えられたりすることもあるんだろうなぁと、この記事を書きながら改めて思いました。

子どもが何度も読みたがる絵本は、その時の発達や心の動きが反映されているなと娘達を見ていて思います。
これからどんな本を手にしていくのか楽しみです。

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