[14]兄嫁が嫌い|「買わなきゃ離婚!」高級車が欲しいという義姉のわがままを断れない兄

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前回のお話

スズさんの15歳年上の兄タカシさんの結婚会相手は13歳年下キラキラ女子きみこさん。お母さんからの提案でタカシさんと妃ちゃんは実家で暮らすことになり、きみこさんとの別居生活が始まりました。きみこさんのキラキラSNS投稿は変わらず毎日されており、育児はしていないのにいいママアピール投稿も定期的にされていました。この日は、友達とアウトレットに行ったようで、妃ちゃんの服を大量に買ったことを自慢していました。このあたりから『本当に子育てしているの?』『遊びに行きすぎじゃない?』と指摘するコメントもチラホラくるようになりましたがきみこさんは「うちの夫超優しいから全然問題ないでーす!私のことを大切に考えてくれる王子様」と落ち込む様子は一切ありませんでした。そんな生活が続き・・・別居生活も1年が経とうとしていました。

1話目から読む

義姉のワガママを断れない兄。

ある日、リビングに行くと兄が落ち込んでいるのを発見しました。私が兄に「あれ?元気ないいじゃん・・・どうしたの?」と聞いてみると「いや、姫がさ・・・車ほしいって言うから賛成したんだけど・・・高級車でさ。」と大きなため息をつきました。

よくよく話を聞くと、兄はきみこにファミリーカーを提案したようでしたが「絶対イヤだ」と言って聞かないそう・・・きみこらしいなと思いつつ「前々から思ってたんだけどさ。お兄ちゃんってそんなにお金あったんだ。」となんとなく聞いてみました。

すると、途端に黙ってしまった兄。きっと、貯金もきみこのワガママに付き合って減ってしまったのだろうと思いました。私は兄に「無いのにきみこが欲しい高級車買おうか悩んでるの?」と言うとスッと立ち上がり「やっぱり買えないって言ってくる。」と決意をして廊下へ出ていきました。

コーヒーを淹れ、休んでいると廊下から「えっそんな・・・イヤだよ!姫!!」ときみこと電話している兄が珍しく大声を出しているのが聞こえてきました。

抜け殻になって帰ってきた兄に「大丈夫?きみこなんて?」と聞いてみると「姫が、『私が欲しい車じゃないと離婚する!』って言い出して・・・」と言いました。

映えを気にするきみこさんは高級車が諦められないようですね。きみこさんが大好きなお兄さんからすると『離婚』という言葉は衝撃だったと思います。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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