[3]お父さんの娘は私だけ|親の心配は杞憂だった。いつしか実の姉妹以上に仲良くなっていた2人

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前回のお話

最期の日が近づいた夫幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ、だから遺産だって私とお母さんだけのもの」とこれまで抱えていた不満を口にし始めた亜美さん。それを聞いた菜美さんは、「私は遺産なんていらない」と言いますが、亜美さんはそれが気に入らないようで「あんたはいつもいい子ぶる」と怒りをあらわにしました。弱り切った幹久さんの前で言い争う娘たちを見た純子さんは、まだ2人が仲の良かった幼い頃のことを思い返します。菜美さんは、駆け落ち同然で家を飛び出した純子さんの姉の娘でした。母親を亡くし、ひとり残された菜美さんを、純子さんと幹久さんは引き取ることに。そして亜美さんと分け隔てなく、本当の娘と同じように愛情を注いで育てたのでした。

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月日が流れ、小学生になった娘たち

今から35年前のこと。駆け落ち同然で家を飛び出した姉が事故で亡くなったと連絡を受け、ひとり取り残された姪の菜美を、私たちが引き取ることになりました。菜美と初めて会ったときは、母親を亡くしたショックから、暗い表情でずっとうつむいたまま。けれど、一緒に暮らすうちに少しずつ心を開いてくれるようになり、やがて娘の亜美と本当の姉妹のようになっていきました。

数年後、亜美と菜美は小学生になりました。最初は楽しそうに学校へ通っていた菜美でしたが、ある日突然「今日は学校いきたくない」と言い出しました。「どうしたの?」とたずねると、菜美は「関口くんがいじわるするんだもん」とつぶやいて涙を流しました。

すると、話を聞いていた亜美が「お姉ちゃんに任せな!関口だっけ?かわいい菜美をいじめるなんて・・・許さんっ」そう言って、任せろと言わんばかりに胸をドンと叩きました。

「亜美、下級生に手を出しちゃダメよ!」念のため亜美にそう注意すると、にこっと笑って「わかってるって!」と答えました。結局、亜美は関口くんに手を出すことはありませんでしたが、関口くんを問い詰めて泣かせてしまったそうです。でもそれ以来、関口くんは菜美をからかうことをやめたみたい。

「お姉ちゃん、ありがとう」関口くんから助けてくれたお礼を伝える菜美。すると亜美は少し照れくさそうに「いいってことよ!」と笑います。私たちの心配はどこへやら、亜美と菜美は、私たちが思っていた以上に仲の良い姉妹になっていました。

運動会や球技大会、学芸会など、学校行事で大活躍する活発な亜美は、引っ込み思案な菜美にとって、いつしか憧れのお姉ちゃんになっていきました。

本当の姉妹ではないものの、本当の姉妹以上に仲の良い関係を築いていた亜美さんと菜美さん。菜美さんを引き取ることを快く受け入れた純子さんと幹久さんも、心のどこかでは不安を抱えていたはずです。それでも、そんな2人の心配をよそに、実の姉妹以上に仲の良い姉妹になっていたんですね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • ななし より

    姉は親に「頼りになるし一人でも大丈夫」みたいな扱い
    従姉妹の方を「手のかかる可哀そうな娘」
    「見守ってあげなきゃ」って扱い
    それが長く続いたら、姉の方は親に対して思う事がタクサン出て来る
    実の兄弟姉妹でも親にコレやられたら仲が拗れるのに
    この姉妹は従妹同士ですから

  • まろん より

    ここだけ見てると姉妹関係は良好に見えるけど…

    引っ込み思案な芋の方を両親が気にかけるうちに寂しさが積もっていくのかな?

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