[4]お父さんの娘は私だけ|姉は併願の女子高、妹は進学校へ。対照的な姉妹はそれぞれ別の道を歩み始めた

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前回のお話

最期の日が近づいた夫幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ、だから遺産だって私とお母さんだけのもの」とこれまで抱えていた不満を口にし始めた亜美さん。それを聞いた菜美さんは、「私は遺産なんていらない」と言いますが、亜美さんはそれが気に入らないようで「あんたはいつもいい子ぶる」と怒りをあらわにしました。弱り切った幹久さんの前で言い争う娘たちを見た純子さんは、まだ2人が仲の良かった幼い頃のことを思い返します。菜美さんは、駆け落ち同然で家を飛び出した純子さんの姉の娘でした。母親を亡くし、ひとり残された菜美さんを、純子さんと幹久さんは引き取ることに。そして亜美さんと分け隔てなく、本当の娘と同じように愛情を注いで育てたのでした。それから月日は流れ、2人は小学生に。いじめっ子から菜美さんを守ってくれたり、学校行事では先頭に立って活躍したりする亜美さんは、引っ込み思案な菜美さんにとって、いつしか憧れのお姉ちゃんになっていきました。

1話目から読む

中学受験を控えた姉妹

運動会や球技大会、学芸会など、学校行事で大活躍する活発な亜美は、引っ込み思案な菜美にとって、いつしか憧れのお姉ちゃんになっていました。菜美を引き取ると決めたときは、心配な気持ちもありましたが、亜美と菜美は私たちが思っていた以上に仲の良い姉妹になってくれました。

数年後、2人はすくすくと成長し、中学生になりました。亜美は高校受験を目前に控えていましたが、部活ばかりで勉強は後回し。そのせいもあってか、この時期に模試でE判定を叩き出してきたのでした。「ママ~、私第一志望落ちそう」まるで他人事のような顔でそう話す亜美に、私は「引退したのに部活ばっかり行ってるからでしょう」と、ため息をつきました。

「併願は大丈夫そうだから、本番は気を引き締めて頑張りなさい」引きつった笑顔でそう伝えると、亜美は「はーい!」と笑顔で答えました。亜美は相変わらず、どこか楽天的なまま。結局、志望校は残念な結果となり、併願していた女子高に通うことになりました。

そして翌年、今度は菜美が受験をする番です。「ママ、どうしよ」青い顔で震える菜美に、私は「あなたが努力してたの知ってるから、自信をもって」と声をかけました。亜美も「菜美なら大丈夫!あの進学校なんてよゆ~で受かるよ!」と前向きな言葉をかけます。

菜美の緊張ぶりを見てどうなることかと思いましたが、無事に第一志望の進学校へ合格することができました。合格の知らせを聞いた亜美は「さすが菜美!私の自慢の妹だね」と嬉しそうに声をかけます。菜美は嬉しそうに「お姉ちゃん、ありがとう」と答えました。

すると幹久さんが「自慢の娘たち、今日はお祝いで外食するか!何がいい?」とたずねます。亜美と菜美は、声を揃えて「お寿司!」と答えました。亜美が高校に合格したときも、お祝いにお寿司を食べました。・・・まったく、この2人は本当に仲がいいんだから。

勉強よりも運動が得意な亜美さんと、運動よりも勉強が得意な菜美さん。対照的な2人ですが、本当に仲の良い姉妹なんですね。お互いの成功をたたえ合える関係、とても素敵です。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • ななし より

    仲良し姉妹って
    母親はそうあって欲しいという思い込みでフィルタが
    かかった状態でコノ娘達を観てる感じ
    実娘、内心では従姉妹優先して実の娘の自分を後回しにしてる母親
    ずっとそう思ってたのが
    1話に繋がるのでしょうね

  • ていく より

    あー、学力の差が将来の差になったパターンか。
    就職で歴然と差をつけられて、父親の態度も少し変わって、それで姉がこじらせちゃったか。

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