[7]アレルギーを理解できない義父母|好き嫌いとは違う。大人の理解と協力の必要さを母親に説く夫

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前回のお話

息子ケイタくんのアレルギーを何度説明してもピンとこない様子の義父母。ある日義実家でケイタくんのアレルギーのことを責められて傷ついた妻マリさんは、「義実家にも行きたくないし顔も見たくない」と落ち込んでしまいます。それから数週間が経った頃、義母から一緒に食事をしようと電話があり、夫タツヤさんが躊躇するも、「ケイくんに会いたいのぉ」とねだられ、「この間みたいにマリを責めるようなことをやめてくれよ」と念押しすると、「今度会ったらマリさんにちゃんと謝る。失礼なことを言ったのは、お父さんも反省してる」と義母が言ったのでした。

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アレルギーを理解できない義父母[7]息子のアレルギーについて再度徹底

息子のケイタに会いたいから一緒に食事をしようと提案してきた義母。アレルギーのことで責められた私を気遣い、夫タツヤは何度も説明しているアレルギーのことを、あらためて義母に伝えてくれました。「ケイタのアレルギーは好き嫌いじゃないんだ。ケイタだって色々なもの食べたい気持ちもあると思うけど、アレルギーの怖さが理解できない年だから、僕たちが気を付けないとダメなんだよ」

「分かってるわよー。気を付けるってばー」と何も問題ないというかのように答えた義母のことを私に伝えた夫は、両親に息子を会わせたいようです。
「・・って、母さんが言ってるんだけど、食事会行ってあげてくれないかな?」とお願いされてしまいました。

「この間のことは反省してるみたいだし、アレルギーのことはわかってもらえたからさ・・。母さんたち、ケイタにすごく会いたがってるんだ。お願い!」両親の願いをかなえてあげたくて夫は「反省してる」「アレルギーのことはわかってもらえた」と言ってきましたが、私の気持ちは微妙でした。

両手を合わせて頼み込む夫を前に、「この前のことは許せないし、本当は会いたくないけど・・」と心の中で呟きながら考え込んでいました。今までの行動から考えて、ケイタのアレルギーを本当に理解したとは思えません。

でも、私だけが義両親を拒絶していても拗れるだけかも。夫もお願いしているし、私が折れることにしました。食事会に行くと夫に伝えると、とても嬉しそうでした。

こうして決まった義両親との食事会。
アレルギーのことを事前にレストランに連絡すると、アレルゲン除去のお子様ランチを息子用に作ってもらえることになって安心しました。

ケイタくんのアレルギーをマリさんの家系からきたとか、ちゃんと子育てをしていたら好き嫌いが無いとか、デリカシーの無いことを言われてとても腹立たしかったマリさんですが、これからもずっと付き合っていかなければならない義両親ですし、タツヤさんの気持ちも考えてまた会うことになりました。本当にアレルギーを理解してくれたのかどうかは疑問ですが、レストランにケイタくん用のお食事を作ってもらえるのはとても安心ですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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