[17]垢抜けた夫がクズだった話|もう男なんていらない!浮気で傷ついた心を救ったのは大好きな推しだった

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前回のお話

アニメオタクの美月さんは、大学時代に同じアニメを好きだった直哉さんと出会い交際を開始。冴えない見た目に引け目を感じる直哉さんを見て、美月さんは自信を持ってほしいと垢抜け大作戦を始めます。努力の末、見違えるほど素敵になった直哉さんは自信を取り戻して美月さんにプロポーズ。2人は幸せな結婚生活を送っていました。しかし数ヶ月後、直哉さんは会社の女性社員からランチに誘われたり、見知らぬ女性から連絡先を渡されたりと、自分がモテることに気づき始めます。自信をつけた直哉さんは、次第に美月さんへの態度を変えていきました。ある日、美月さんが友人の志穂さんとアニメフェスへ行くことになると、直哉さんはなぜか浮気を疑います。志穂さんから「むしろ直哉さんのほうが怪しくない?」と言われ、最近の行動を振り返ると、浮気のサインに思い当たる節ばかりでした。フェスの帰り、志穂さんと新しいお店で食事をしていた美月さんは、女性と親しげに話す直哉さんを目撃します。その場に美月さんがいると気付いていない直哉さんは、女性に甘い言葉を囁いて、夜の街へと消えていきました。突然の裏切りにショックを受けた美月さんでしたが、直哉さんを許すことはできず別れを決意。明け方帰ってきた直哉さんに、裏切られた怒りをぶつけ、離婚届を突き付けたのでした。

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もう二度と関わりたくない

「慰謝料も何もいらない!私の前から今すぐに消えて!」そう言って、私は直哉に離婚届を突きつけました。直哉はようやく自分のしたことの重大さに気づいたのか、はっとした表情で「美月、ごめん」と謝ってきました。だけど、今さら謝られたところで、もう何もかも遅すぎます。

私は直哉から離婚届を受け取ると、「じゃ、もう二度と連絡してこないでね」と言って、その場を後にしました。直哉は何か言いたげな表情をしていましたが、私にはもう関係ありません。その後、離婚届は無事に受理され、私たちは夫婦ではなくなりました。直哉との縁を完全に断ちたかった私は、慰謝料を求めない代わりに、二度と私の前に現れない条件をつけました。

そのことを志穂に話すと、「えー慰謝料請求すればよかったのに!」と怒られましたが、私には直哉とのつながりを一刻も早く断ち切ることのほうが大切でした。慰謝料の条件を話し合うために、少しでも直哉と関わり続けなければならないことさえ耐えられなかったのです。これでもう直哉と関わらなくて済む・・・そう思うと、傷ついた心が少しだけ癒えたような気がしました。

「もう男なんていらない!これからは推し一筋!」離婚が成立してからの私は、推し活に全力投球。アニメや舞台にと毎日大忙しで、直哉の存在は自然と頭の中から薄れていきました。あのときほど、オタクでよかったと思ったことはありません。

それから月日が流れ、1人での生活にもすっかり慣れてきた頃。志穂から「大智くんの幼馴染を紹介したい」と言われました。その人も私と同じく『俺主夫』が好きらしく、今度ある舞台に誘ってもいいか聞かれたのです。

「いいけど、私がいても大丈夫?」そう聞くと、志穂は「全然!むしろ友達になりたいって」と笑顔で答えました。直哉の件もあり、男性不信になりかけていた私は、友達とはいえ、新しく異性と知り合うことに少し抵抗がありました。だけど、志穂と大智くんの知り合いならきっと大丈夫だよね。そう自分に言い聞かせて、私は大智くんの幼馴染と会うことにしたのでした。

直哉さんに裏切られ、心がズタズタに傷ついてしまった美月さん。そんな彼女を支えたのは、いつもそばで寄り添ってくれた友人と、大好きな推しでした。推しがいたからこそ、直哉さんのことを吹っ切ることができたのでしょう。本当に、前を向けるようになってよかったですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:モトヤマラミ 編集:石野スズ
作画:yuiko

最新のコメント
  • まる より

    一人で生きてく!推しさえいれば!
    みたいなオチでもいいと思うんだけどなあ

  • 匿名 より

    慰謝料より、早く別れたいのわかる〜
    子供もいないしね。

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