もう二度と関わりたくない

「慰謝料も何もいらない!私の前から今すぐに消えて!」そう言って、私は直哉に離婚届を突きつけました。直哉はようやく自分のしたことの重大さに気づいたのか、はっとした表情で「美月、ごめん」と謝ってきました。だけど、今さら謝られたところで、もう何もかも遅すぎます。
私は直哉から離婚届を受け取ると、「じゃ、もう二度と連絡してこないでね」と言って、その場を後にしました。直哉は何か言いたげな表情をしていましたが、私にはもう関係ありません。その後、離婚届は無事に受理され、私たちは夫婦ではなくなりました。直哉との縁を完全に断ちたかった私は、慰謝料を求めない代わりに、二度と私の前に現れない条件をつけました。

そのことを志穂に話すと、「えー慰謝料請求すればよかったのに!」と怒られましたが、私には直哉とのつながりを一刻も早く断ち切ることのほうが大切でした。慰謝料の条件を話し合うために、少しでも直哉と関わり続けなければならないことさえ耐えられなかったのです。これでもう直哉と関わらなくて済む・・・そう思うと、傷ついた心が少しだけ癒えたような気がしました。

「もう男なんていらない!これからは推し一筋!」離婚が成立してからの私は、推し活に全力投球。アニメや舞台にと毎日大忙しで、直哉の存在は自然と頭の中から薄れていきました。あのときほど、オタクでよかったと思ったことはありません。

それから月日が流れ、1人での生活にもすっかり慣れてきた頃。志穂から「大智くんの幼馴染を紹介したい」と言われました。その人も私と同じく『俺主夫』が好きらしく、今度ある舞台に誘ってもいいか聞かれたのです。

「いいけど、私がいても大丈夫?」そう聞くと、志穂は「全然!むしろ友達になりたいって」と笑顔で答えました。直哉の件もあり、男性不信になりかけていた私は、友達とはいえ、新しく異性と知り合うことに少し抵抗がありました。だけど、志穂と大智くんの知り合いならきっと大丈夫だよね。そう自分に言い聞かせて、私は大智くんの幼馴染と会うことにしたのでした。
直哉さんに裏切られ、心がズタズタに傷ついてしまった美月さん。そんな彼女を支えたのは、いつもそばで寄り添ってくれた友人と、大好きな推しでした。推しがいたからこそ、直哉さんのことを吹っ切ることができたのでしょう。本当に、前を向けるようになってよかったですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:モトヤマラミ 編集:石野スズ
作画:yuiko
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一人で生きてく!推しさえいれば!
みたいなオチでもいいと思うんだけどなあ
慰謝料より、早く別れたいのわかる〜
子供もいないしね。