義姉にも自分のためのおしゃれを楽しんでほしい

妙子さんにとって服は「ルール」で、女の子がファッションを楽しむことは「ルール違反」だと思っているのだと感じた私は、妙子さんにも好きな服を着て楽しんでほしいと思い「グリーンとかはっきりした色の服が似合うと思いますよ」と伝えて帰りました。自分が親から受けた差別を娘の蒼ちゃんにもしている妙子さんのことは許せません。でも、蒼ちゃんと龍太くんのために自分で立ち上がってほしいと思っています。
その日の夜。浩太さんから届いたメッセージを見て啓太が「妙子さんがカウンセリング行くって!」と興奮気味に教えてくれました。

事態が一歩前進したことを喜んでいた啓太ですが、ふと真顔になり「あの動画使ったのか?」と聞いてきました。「うん・・妙子さん・・自分のお母さんやお兄さんに知られることに怯えてた・・」とその時の状況を伝えると、啓太は「根深い問題なんだろうな・・」とぽつり。怯えながら「母や兄には見せないで」と土下座していた妙子さんの姿を思い出すと胸が痛みました。

妙子さんのことを考えながら「女の子だから、とか、女の子なのに、とか、昔は誰でも多少の経験あるよね」と言うと、啓太が「真衣も?」と聞いてきたので、私は自分の子どもの頃のことを話しました。私は親から「女の子らしくしなさい」と言われ、習い事はピアノが必須で、本当はやりたかったサッカーはやらせてもらえませんでした。不満はあったけれど、女だし仕方がないと思っていました。

そんな経験から、私は大人になって、自分で好きな服だけを着るぞという気持ちからアパレル業界で働くことを決めたのです。私の話を聞いた啓太は「真衣・・」と複雑そうな顔をしていました。

「でも、親になった以上は責任持たなきゃ。私は・・今回のことで妙子さんには恨まれてるだろうけど、構わない!いつか妙子さんも・・自分のためのおしゃれを楽しめるようになればいいね・・」私がそう言うと、啓太も深く頷きました。
女性である自分だけのために、似合う色やファッションのことを言ってもらえたことが、妙子さんにとっては特別なことだったのかもしれませんね。すぐに性格が変わるのは難しくても、自分の娘への愛情を少しずつ表せていけるといいですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

妙子さんの性格だと、自分のファッションを楽しめるようになったらなったで暴走しそうだけどな。
子供にお金を使うくらいなら、自分のためにお金を使うとか言い出しそう。
ネグレクト対象が一人から二人になるだけだったりして。
着ている服のことは周りからも分かりやすいことだけど、問題はもちろん服装のことだけじゃなくて、女は大事にしない(されない)が当たり前という価値観で、男女の子供達が物心つくまで育ててきてしまってることだと思う。今からカウンセリングを受けて雷に打たれたかのような価値観の変容が起きたとしても、小学生になるまで差別的な取り扱いを受けてきた子供達への影響は計り知れないと思う。
父親がもっと早く気付いてやれなかったかな。