名前の由来をたずねる娘

本音を言えば、今すぐにでもショウタと離婚したい。だけど子どもたちのことを考えると、自分の気持ちだけで父親を奪うことはできません。私は悩み抜いた末、子どもたちのために離婚はせず、表面上だけ夫婦を続けることに決めたのでした。
それから数年が経ち、サチコは小学2年生、エイタは年長さんになりました。ある日、学校で自分の名前の由来を調べる宿題が出たサチコは、ショウタに「私にどうしてサチコってつけたの?」とたずねます。するとショウタは、「サッちゃんの名前はおばあちゃんが決めたんだよ」と答えました。

自分の名前を決めたのが義母だったことに驚いたのか、サチコは「おばあちゃんが?じゃ、エイタの名前もおばあちゃんが決めたの?」とたずねます。ショウタが「エイタはママが決めたんだよ」と答えると、サチコは「あ・・・そうなんだ」と残念そうにうつむきました。

私は慌てて、「ねぇサッちゃん、生まれた時のもの全部取ってあるから一緒に見ようか!」と落ち込むサチコをフォローします。「この箱の中にあるんだけど・・・」と箱を取り出すと、ショウタは「おっ、懐かしいな~!ほらこれがサッちゃんだよ」と中身をサチコに見せました。

箱の中身をひとつひとつ確認していくサチコ。すると、私がサチコを出産したときに使われていたお名前カードが出てきました。それを見たサチコは、「ねぇ、『ナナちゃん』ってだれ?」と首をかしげます。

するとショウタは、「懐かしいな~!これはね、ママがサッちゃんにつけてた名前だよ」と言いました。それを聞いたサチコは、「え?私は最初『ナナちゃん』だったの?ママは『ナナちゃん』ってつけたかったの?」と、困惑した表情で問いかけました。
ナエさんのことが大好きなサッちゃん。自分の名前はおばあちゃんがつけたのに、弟の名前はママにつけてもらえたと知ったら、残念に思うに決まっていますよね。子どもの気持ちも考えずにペラペラと話してしまうなんて信じられません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
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