痩せることは体に悪いことじゃない!

別人のように綺麗になった友子ちゃんを心配する義母と愛子さん。たしかに、病気で痩せていき、最期には食べられなくなってしまった義父の姿を見ていたら、たくさん食べさせなければと思うのも無理はありません。だけど、今の友子ちゃんの姿を見れば、その考えが必ずしも正しくないことにきっと気付けるはずです。
しかし義母は、『痩せることは体に悪いこと』という考えから抜け出せないようで、「でも、お父さんは食べられなくなって痩せて・・・」と暗い表情でうつむきます。そんな義母に、友子ちゃんは「大丈夫だよお母さん、私はちゃんと食べてるから。食べ方を見直した結果、自分で立ち上がって前を見て歩いていけるようになったよ」と言いました。

友子ちゃんの言葉を聞いた義母は、ハッとした表情で彼女を見つめます。そこには、暗い表情でうつむいていた頃の友子ちゃんの姿はもうありません。まっすぐ相手の目を見て、自分の言葉で気持ちを伝えられるようになった娘を見て、義母の表情が少しだけ柔らかくなったような気がしました。

大輝は視線を落とすと、静かに口を開きました。「父さんは母さんのごはんが大好きだった、それは間違いない。でもここに年を取った父さんがいたら、多分母さんのごはんだって内容は変わってたはずだよ」それを聞いた義母は「え・・・?」と声を漏らします。

「父さんは大工で、確かに若い頃は体を使うからすごい量のごはんを食べてたけど・・・引退する年齢になったらきっと変わってた。母さんと健康でいるために」大輝にそう言われた義母は、「お父さん・・・そうね、体が資本だって、健康に気を遣う人だったものね」と、義父のことを思い出して微笑みました。

義母は義父の写真を手に取ると、「お父さんの仏壇に供えるご飯・・・『オレにいつまでこんな重いもの食べさせるつもりだ』って言われちゃったかしら」と笑います。「お父さんは文句言いながら毎日完食してたと思うよ」友子ちゃんが笑ってそう答えると、義母も「そうかもしれないわね」と言いました。
友子さんと大輝さんの言葉に、心を動かされた義母。義母は悪気があってあのような料理を作っていたのではなく、ずっと義父のことを思い続けていたんですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:yuiko
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