[29]信じた男はろくでなし|隙だらけだから気を付けて。女子中学生に恋愛について諭され返す言葉もない

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前回のお話

里穂さんは、既婚の上司である義博さんと秘密の関係を続けて3年目。「娘が高校に合格したら妻と離婚するから、その後結婚しよう」という言葉を信じて交際を続けていましたが、実際は義博さんは他の女性とも浮気を繰り返し、里穂さんの部下ユナさんとも関係を持っていたことが発覚。ユナさんは、社内不倫がバレそうになると、里穂さんからパワハラを受けたと虚偽の申告をして、義博さんと自分を庇うよう里穂さんに迫ります。けじめをつけるため義博さんの妻・栄子さんに会って不倫を謝罪した里穂さんは、有利な条件で義博さんと離婚するための証拠集めに協力してほしいと栄子さんに依頼されます。義博さんの嘘を暴くため栄子さんと手を組んだ里穂さんは、パワハラ疑惑の事実確認のため義博さんと一緒に人事面談を受けることに。そこで里穂さんは、義博さんとの不倫関係を暴露。メッセージのやり取りなどの証拠を前に渋々関係を認めた義博さんですが、里穂さんから言い寄られて流されたと言い訳し、ユナさんとの不倫疑惑はきっぱり否定。しかし、里穂さんは2人が付き合っている証拠として音声データを提出。これをきっかけに、義博さんは懲戒処分となり自主退職に追いやられ、ユナさんも退職。里穂さんの社内不倫については、これまでの勤務態度や今後の期待を含め厳重注意のみの軽い処分で済みました。しばらく経ったある日、里穂さんが仕事から帰ると自宅前に義博さんが現れます。「やり直そう」と迫られた里穂さんは、防犯ブザーを鳴らし「これ以上近づいたら警察呼びます!」と叫び義博さんを追い払いました。数日後、里穂さんは栄子さんと娘の遥ちゃんと3人で食事をすることに。2人は義博さんと不倫していた里穂さんを責めることも慰謝料を請求することもありませんでした。遥ちゃんは里穂さんを見て「もしかして女子高上がりの女子大?男の人との免疫がなさそう」と言い、「女子高に行って男の人と接する機会が少ないと、パパみたいな人を見抜けないのかな」と漏らすと、栄子さんがムッとして「それ、遠回しに当時のママもディスってる?」と言いました。そんな2人を見て、里穂さんは「この母娘・・面白過ぎる」と思ったのでした。

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女子中学生から恋愛について諭されるなんて

栄子さんからは慰謝料の請求もなく、せめてものお詫びとしてギフトカードを送ると、一緒に食事をしようと誘われました。食事会はもうすぐ女子高を受験する予定の遥ちゃんも一緒。「里穂さんって女子高上がりの女子大?」と言い当てられ驚いていると「男の人への免疫がなさそうっていうか、隙が多いっていうか」と私の印象を口にした遥ちゃん。

私って・・女子中学生から見てもそんな風に見えるんだ・・。そう思っていると、「里穂さんは、仕事はできそうだけど恋愛面は隙だらけな感じ。次も気を付けたほうがいいよー」と遥ちゃんに心配されてしまいました。女子中学生に恋愛について諭される私って・・。しかもあながち間違ってない感じがして言い返せない・・。

何とも言えない気持ちでいると、「でも、ママみたいに隙がなくなって強すぎるのもモテなさそうじゃない?」と遥ちゃんが言い出し、思わず「そんな。栄子さんは素敵ですよ」と反論してしまった私。すると、「あのねぇ、遥」と栄子さんが口を開き、

「隙なんてものはね・・落としたい男の前でだけ、こっそり見せればいいのよ」とにっこり。「な、なるほど」遥ちゃんへのアドバイスなのに、思わず私の方が反応してしまいました。栄子さんは私をチラリと見ると「・・確かに、里穂ちゃんはもう少し学んだ方がいいとは思うけど」と少し呆れたように言いました。はい・・。反論の余地はございません。

「パパが一番悪いのは分かってるけどさ、里穂さんももう少し疑ってくれないと」遥ちゃんにそう言われた私は「ごめんなさい。当時は、自分が信じたい事実しか見えてなかった・・」と誠心誠意謝りました。そして、「私も、今のうちに色々経験積んで、自分で見る目を鍛えておこうっと!」と言う遥ちゃんに「うん、私みたいにならないように・・ね」と伝えました。

私と遥ちゃんのやり取りを静かに聞いていた栄子さんは、「そうね。人を見る目を養うためにいろいろな経験をするのはいいわ・・」と遥ちゃんの意見に賛成しつつも「でもまずは、学生の本分、勉強を忘れないでね」とちくり。釘を刺されて「しまった!」と慌てる遥ちゃん。栄子さんと遥ちゃんを見ていると、本当に親子関係がいいのだなと感じ、私は2人のやり取りを微笑ましく見ていました。

まだそれほど恋愛経験はないであろう中学生の遥ちゃんから見ても、里穂さんは隙だらけに見えたのですね。遥ちゃんからも栄子さんからも恋愛面のダメ出しをされる里穂さんですが、2人の言葉からは否定的な感情は感じられず、里穂さんの次の恋を応援している気持ちが伝わってきます。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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