[21]信じた男はろくでなし|ことごとく潰される逃げ道。完璧な証拠を揃えた浮気相手に成す術なし

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前回のお話

里穂さんは、既婚者の義博さんと秘密の関係を続けて3年目。「娘が高校に合格したら妻と離婚するから、その後結婚しよう」という言葉を信じて疑いませんでした。しかし、義博さんはほかの女性とも浮気を繰り返しており、里穂さんの部下ユナさんとも関係を持っていたことが発覚。さらにユナさんは、里穂さんからいじめを受けたという嘘の顛末書を会社に提出し、義博さんと自分を庇うよう迫ってきます。義博さんに騙されていた自分を情けなく思った里穂さんは、けじめをつけるため、義博さんの妻・栄子さんに会い、不適切な関係を謝罪。すると栄子さんは離婚を考えていることを明かし、有利な条件で離婚するために証拠集めへの協力を求めます。里穂さんは快諾し、義博さんたちに気付かれないよう証拠を集めることに。迎えた人事面談当日。顛末書の提出を促す義博さんに対し、里穂さんは拒否。密かに集めた証拠とともに、自分と義博さんの関係を人事部長に暴露します。追い詰められた義博さんは、自分は言い寄られて流されただけと保身に走りますが、里穂さんは決定的な音声証拠を提示。言い逃れできなくなった義博さんは、「盗聴した音声は証拠と認められない」と勝手なことを言い始めたのでした。

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笑えるくらい慌てふためく浮気相手

私が証拠として提出したボイスレコーダーには、小池さんが私を脅していた音声と、義博さんと小池さんが不適切な関係にあることを裏付ける音声が、はっきりと残っていました。これでもう言い逃れはできないはず。そう思っていると、義博さんは「盗聴された音声は証拠として認められない!」と、この期に及んで悪あがきを始めました。

私は申し訳なさそうな表情を浮かべながら「小池さんとの件があってから、社内の人との会話、メモを取るとどうしても漏れが出てしまうので、録音して確認するようにしてるんです・・・自分が威圧的になっていないか怖くて」と言いました。もちろん嘘ですが、義博さんの反論を封じるためなら仕方がありません。

すると義博さんは、「何言ってるんだ!お前はこの場にいなかったじゃないか」と声を荒らげます。私は「実は小池さんと話した後に転んでしまって、その際にレコーダーを落としちゃったみたいで・・・必死に探したんですけど、小会議室で見つけました」と、とぼけたように言いました。

私は義博さんの顔を冷ややかな目で見つめると、「メモ代わりに録音するって違法ですか?法廷で争ってもかまいませんよ?」と言いました。義博さんは「法廷って裁判か?」と、おずおずとした表情で聞いてきます。私はにっこりと笑って、「はい、プライバシーの侵害とかで私を訴えてみては?証拠は全部提出しますよ」と返しました。

すると人事部長が「早川課長が会話の当事者であれば違法とは言えませんね。あとは偶然録れてしまった音声ですが、人事部としては確認しておきたいところです」と、目を光らせます。義博さんはこれ以上自分に不利な状況を作りたくないのか「音声データなんて捏造の可能性もある!」と声を荒らげました。

「そうであるなら、捏造じゃないか水野次長自身も確認されたほうがいいのではないでしょうか」と提案する人事部長。山田さんも「事実と違う点があれば申し出てくださいね」とノリノリです。そんな2人の提案に、義博さんは「いや、その・・・」と、しどろもどろになりました。

これだけ証拠が揃っていてもなお、言い逃れしようとする義博さん。どこまでいっても、自分が一番可愛くて大切なのでしょうね。そんな人だからこそ、妻子を平気で裏切れるのかもしれません。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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