笑えるくらい慌てふためく浮気相手

私が証拠として提出したボイスレコーダーには、小池さんが私を脅していた音声と、義博さんと小池さんが不適切な関係にあることを裏付ける音声が、はっきりと残っていました。これでもう言い逃れはできないはず。そう思っていると、義博さんは「盗聴された音声は証拠として認められない!」と、この期に及んで悪あがきを始めました。
私は申し訳なさそうな表情を浮かべながら「小池さんとの件があってから、社内の人との会話、メモを取るとどうしても漏れが出てしまうので、録音して確認するようにしてるんです・・・自分が威圧的になっていないか怖くて」と言いました。もちろん嘘ですが、義博さんの反論を封じるためなら仕方がありません。

すると義博さんは、「何言ってるんだ!お前はこの場にいなかったじゃないか」と声を荒らげます。私は「実は小池さんと話した後に転んでしまって、その際にレコーダーを落としちゃったみたいで・・・必死に探したんですけど、小会議室で見つけました」と、とぼけたように言いました。

私は義博さんの顔を冷ややかな目で見つめると、「メモ代わりに録音するって違法ですか?法廷で争ってもかまいませんよ?」と言いました。義博さんは「法廷って裁判か?」と、おずおずとした表情で聞いてきます。私はにっこりと笑って、「はい、プライバシーの侵害とかで私を訴えてみては?証拠は全部提出しますよ」と返しました。

すると人事部長が「早川課長が会話の当事者であれば違法とは言えませんね。あとは偶然録れてしまった音声ですが、人事部としては確認しておきたいところです」と、目を光らせます。義博さんはこれ以上自分に不利な状況を作りたくないのか「音声データなんて捏造の可能性もある!」と声を荒らげました。

「そうであるなら、捏造じゃないか水野次長自身も確認されたほうがいいのではないでしょうか」と提案する人事部長。山田さんも「事実と違う点があれば申し出てくださいね」とノリノリです。そんな2人の提案に、義博さんは「いや、その・・・」と、しどろもどろになりました。
これだけ証拠が揃っていてもなお、言い逃れしようとする義博さん。どこまでいっても、自分が一番可愛くて大切なのでしょうね。そんな人だからこそ、妻子を平気で裏切れるのかもしれません。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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