[31]育休夫のお手伝い育児|育児は長距離運転と同じ。妻だけでハンドルを握り続けることはできない

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前回のお話

出産予定日間近、夫の哲太さんから「育休を取る」と言われ、心強く感じていたあかりさん。長男ヒカルくんが誕生すると、哲太さんは積極的に育児に取り組み、あかりさんも恵まれていると思っていました。しかし、家事や育児はしてくれるものの、面倒なことはあかりさん任せだったり、中途半端だったりすることに次第に不満が募ります。周囲からも「哲太さんに感謝して」と言われ、誰にも理解してもらえないあかりさんは追い詰められていきました。そんな中、ヒカルくんの3ヶ月健診で、着替えを2セット持っていこうとしたあかりさんを「そんなにいらない」と鼻で笑った哲太さん。実際に着替えが2回必要になると、服が足りないことをあかりさんのミスのように責めます。怒りが爆発したあかりさんは、ヒカルくんを連れて家を飛び出し、家族ぐるみで付き合いのある哲太さんの先輩・真一さんとその妻つぐみさんのもとへ。あかりさんの話を聞いたつぐみさんは、真一さんから哲太さんに話をしてもらうことに。哲太さんが自分の頑張りを主張すると、真一さんは「手伝い程度なら全然ダメ」と一喝。仕事に例えながら、面倒な準備やトラブル対応をあかりさんに任せ、成果だけを自分の手柄にするのは、後輩に仕事を押しつけるのと同じだと指摘します。さらに育休中の不安はあかりさんも同じだと伝え、育休中にスキルアップのための勉強をしようとしていた哲太さんを叱るのでした。一方のあかりさんは、つぐみさんから「手を抜いた分、赤ちゃん抱っこして笑う余裕が増えるならそれがいちばん」と言われ、全部自分でやろうとしていたことを後悔。頼れるものは頼っていいんだと、肩に力を入れ過ぎていたことを反省しました。

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妻はずっと助けを求めていた

哲太がちゃんとやってくれないから全部自分がやらなきゃって思っていたし、ヒカルのお世話に夢中で手を抜くことを考える余裕すらありませんでした。でもつぐみちゃんの言う通り、赤ちゃんを抱っこして笑う余裕が増えるなら、もっと頼れるものは頼っていい。初めての育児で、肩に力が入りすぎていたのかもしれません。

晩ご飯を食べ終えてひばりちゃんと遊んでいると、真一さんと哲太が帰ってきました。哲太は少し気まずそうな表情を浮かべていましたが、ひばりちゃんに「パパおかえり。あ、てっちゃんも」と声をかけられると、いつもの笑顔で「こんばんは」と挨拶を返しました。

哲太は私を見ると「ごめん、あかり。俺全然わかってなかった。あかりに怒られても当然だったって気付いたよ」と、申し訳なさそうに言いました。

すると、横からつぐみちゃんが「哲太くんはさ、あかりちゃんに怒られたって思ってるかもしれないけど、ちょっと違う。あかりちゃんはずっと哲太くんに助けを求めてたんだよ」と言いました。その言葉を聞いた哲太は、「え?」と驚いたような表情を浮かべます。

つぐみちゃんは哲太をまっすぐ見つめると、「育児って一度乗ったら降りられない長距離運転みたいなもんだと思うの。赤ちゃんの命がかかってるからハンドルを手放すことはできない。だから交代できる強力なパートナーが必要なの」と言いました。

「運転を交代するには、2人とも免許を持ってないといけない。仮に1人しか免許を持っていないとして、無免許の人に横から『さっきのところ曲がって』と言われたり、助手席から手を伸ばしてワイパーやウインカーをいじって、運転を手伝っている風な態度を取られたりするだけなら、運転している人に余計な負担がかかるだけ」つぐみちゃんにそう言われた哲太は、心当たりがあったのか「あ・・・」と小さく声を漏らしました。

同じように育休を取ったなら、同じだけの責任を持って育児に向き合ってほしい。あかりさんは、はじめから怒っていたわけではなくて、ずっと「同じように向き合ってほしい」と、助けを求めていたんですね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:そうはは。

最新のコメント
  • ななし より

    先輩夫婦 揃ってしごできですね
    プレゼン能力も素晴らしい
    近い内に先輩夫婦から上司夫婦になりそうですね

  • 名無し より

    すごくわかりやすい説明
    先輩の奥さん言葉選びが秀逸

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