やっぱり打ち合わせは口実だった

会社では課長を任され、部下をまとめる立場の私。部下から頼りにされるのは嬉しいのですが・・今年から私のところに配属されたユナちゃんにはちょっと手を焼いています。かわいくていい子なのですが、お世辞にも仕事熱心とはいえず・・私がかなりサポートしています。この日もユナちゃんができないと言った仕事を代わりにやっていると、義博さんが「会議の前に打ち合わせがしたい」と言ってきました。それほど重要ではなさそうな件でしたが、「公になっていない情報もあるから個室で」と言う義博さん。もしかして私と2人きりになりたいのかな・・なんて思って嬉しくなりました。
会議室に入ると、義博さんは「昨日はごめんな」と、昨日のお家デートのときに娘の遥ちゃんの進路相談に乗るからと早く帰ったことを謝ってくれました。寂しい気持ちになったのは事実ですが、義博さんが遥ちゃんを優先するのは仕方がないこと。「気にしないで。遥ちゃんの進路は決まりそう?」と聞くと、私立のお嬢様学校を希望しているそうで「学費はかなり高いかな~」と苦笑いの義博さん。

私は少しでも義博さんの力になりたくて「義博さんが離婚して、私と再婚したら、もちろん私も払うよ。母親面するつもりはないけど、せめてそれぐらいは」と遠慮がちに言うと、義博さんは「・・お前は、本当にいい女だな」と噛み締めるように言いました。

内心とても嬉しかった私ですが、平静を装い「ほめても何も出ませんよ。はい、さっさと資料を確認してください。今回承認を取りたい企画は・・」と仕事の話に切り替えると、義博さんは「できる女は、仕事モードへの切り替えも早いな」と笑い、「どうだ、新人の小池くんは」とユナちゃんのことを聞いてきました。

私は「いい子ですよ」と前置きをした上で、「でも、見た目に気を遣うぐらい、仕事にも気をまわしてくれるといいんですけどね」と仕事への熱心さがあまり感じられないことを打ち明けると、「今どきだな。まぁ、上手に導いてやってくれよ、早川課長!」と笑う義博さん。私のことを信頼してくれているのだなと感じます。

「はい、小池さんは私に任せて、次長もさっさと資料を読み込んで」と嬉しさを隠しながら打ち合わせを進めようとすると、義博さんが「・・オレ、結婚しても絶対尻に敷かれるな」と冗談っぽく笑いました。ほら、やっぱり・・義博さんは私とこうやって2人きりで話したくてわざわざ打ち合わせを個室にしたんじゃない?私との結婚のこともちゃんと考えてくれている。私は打ち合わせを進める気のなさそうな義博さんに「もー」と怒って見せながらも、幸せを感じていました。仕事と、義博さんとの恋、自分の将来・・この時の私は全てを信じていました。
愛する人が、自分と同じように2人の将来を当たり前のように考えてくれている。義博さんの何気ない一言が里穂さんは嬉しかったでしょうね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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娘の立場からしたら父親の不倫相手なんで気持ちわるいだけだと思われるが、受け入れられる前提のその話し方はなんなんだろう?
言っていいですか?もしかして彼は、職場での「妻」が欲しいというタイプだったりするのかもな、なんて思いました。
時々いませんか?自分が所属するグループ内に「自分の一番仲良し」を確保したいタイプの人が。それだと楽できるから。
仕事関係で一番の仲良し、趣味のサークル内で一番の仲良しを確保したい人。男女間だけでなく同性同士の仲間関係でも。
彼は人生のパートナーの妻とは別に、職場内で自分が居心地よく過ごせる為に「妻」代理が欲しいのかなーって・・・・。