[27]お父さんの娘は私だけ|血がつながっていない娘に遺産なんて不公平だと義理の息子が抗議

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前回のお話

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ。だから遺産も私とお母さんだけのもの」と言い放った長女の亜美さん。母の純子さんは、その言葉に愕然とします。次女の菜美さんは3歳で母親を亡くし、純子さんと幹久さんに引き取られた養子でしたが、姉妹は分け隔てなく育てられ、仲も良かったものの、成長するにつれて優秀な菜美さんに亜美さんは劣等感を抱くように。結婚して幸せな生活を送るうちに気持ちは薄れるも、夫輝明さんの会社の経営が傾き始めると、再び菜美さんを意識するように。そんな中、幹久さんが余命半年と宣告。幹久さんの遺産額をたずねる夫に、菜美さんは血が繋がっていないのだから亜美さんが遺産をもらえばいいと言われ、父の死を恐れながらも遺産を期待する自分に嫌気が差しました。その後、幹久さんは自宅で看護生活を送ることに。献身的に看病する菜美さんと、仕事でなかなか顔を出せない自分を比べ、亜美さんの劣等感は再び強まっていきます。そんな娘たちを見た幹久さんは、「姉妹で仲良く半分こすればいい」と純子さんに伝えるも、突然胸を押さえて倒れてしまい、救急搬送され適切な処置を受けるも幹久さんの容体は厳しいまま。亜美さんが、「お父さんの娘は私だけ。今までずっと菜美に半分奪われるのを我慢してた」と言い出し、「私は遺産はいらないよ」と菜美さんが答えるも亜美さんの憤りはおさまらず。すると突然意識の戻った幹久さんが「2人とも大事な娘だ」と手を握って静かに言いました。幹久さんが眠った後、病室での亜美さんのふるまいを咎めた純子さん。「どうせ私は出来損ない」と反発する亜美さんに「ずっと遠慮していたし、亜美ちゃんのことが羨ましかった」と話す菜美さんは、相容れない姉妹の気持ちを純子さんに伝えます。それから一週間、幹久さんは眠るように旅立ってしまいました。

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養子に遺産は渡さないと長女に吹き込んだ張本人

病室での亜美の振る舞いを見過ごせず、亜美を諫めると、「どうせ私が悪い。出来損ないだし」と反発する亜美。「ずっと遠慮していたし、亜美ちゃんのことが羨ましかった」と話す菜美さんは、相容れない姉妹の気持ちを純子さんに伝えます。それから一週間後のこと、幹久さんは眠るように旅立ってしまいました。

幹久さんの四十九日が終わったときのこと。
「あっという間に四十九日も終わっちゃったわね・・」と静かに呟くと、「お母さん、仕出し屋さんからお弁当が届いたよ」菜美にそう言われ、「テーブルに並べて頂戴」と伝えました。

そしてお弁当を並び終えた後、「今日はお父さんのために集まってくれてありがとう」席に着いていた亜美と菜美、それぞれの家族に向けて挨拶しました。

すると、「これで一区切りですね。そろそろ、遺産に関して考える頃じゃないでしょうか」と輝明さんに切り出され、「そうね。お父さんから遺言を預かっています。正式な手続きは専門家に相談するけれど、お父さんの願いはここに」そう言って2通の遺言書を取り出しました。

そして、手に持っていた手紙を読み上げます。
「亜美と菜美へ
お母さんが家と口座のお金、そして残りのお金は2人で半分に。お前たちはドーナツだってケーキだって、いつも半分こしてただろう?仲良く分け合う2人がかわいくて、その光景を見るのがすきだった。2人の父で、幸せだった」
手紙の内容を聞きながら、「お父さん」菜美がそう呟くと、あみさんは無言のまま。

すると、手紙の内容を黙って聞いていた輝明さんが、「えぇ?お義父さんの娘は、亜美一人なんですよね、どうして・・」と不満そうな口ぶりで言い、「菜美は養子縁組してるの。実子と同じよ」私がそう答えると、「法律上はそうでも、血のつながった娘は亜美だけですよね?不公平じゃないですか」と、凄い形相で私に詰め寄るように言いました。

 眠るように旅立ってしまった幹久さん。四十九日には亜美さんと菜美さんそれぞれのご家族が来てくれたものの、純子さんが何も言っていないのに、すぐさま遺産の話を持ち出すなんて、輝明さんには、故人を偲ぶ気持ちなんて、これっぽっちもないのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • 蓮ポン より

    一番関係ない奴が口を挟むな!
    自分の奥さんが遺産相続しても、特有財産だから、お前の金じゃねーわ。
    この旦那も姉が卑屈になった一因だね。

  • 適温15℃ より

    そもそもなんだけど、菜美を引き取って養子縁組をする際、亜美の気持ち置き去りにしてきた感がある。
    いくら当時子供で明るく活発だとしても、心はどうだったか?菜美が進学校で近所から褒められて、亜美はどうだった?そのときいくら明るくしていたとはいえ、内心はどうだった?ヨソから来た子が実の親に可愛がられて愛情半分にされたと思わなかった?
    今になって拗らせたのも少し納得する。

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