子どもの生理痛は小児科?婦人科?親が知っておきたい受診の目安を医師が解説

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子どもの生理痛や月経の悩みに、どう向き合うべきか迷っていませんか?近年「フェムケア」の波が小児期にも広がる中、親が知っておくべき基礎知識とは?適切な受診のタイミングや家庭での関わり方を、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生に解説していただきます。

「生理痛がつらそう」「でも婦人科は少し早い気がする」——思春期のお子さんの生理痛について、どこを受診すればいいか迷う保護者の方は多いです。今回は、受診先の選び方と、家庭で気をつけたいポイントについてお伝えします。

思春期の生理痛は珍しくありません

月経に伴う下腹部痛や腰痛は「月経困難症」と呼ばれます。思春期では、特定の病気がない「機能性月経困難症」が多く、これは子宮の出口がまだ狭いことや、月経時に分泌されるプロスタグランジンという物質の作用で子宮が強く収縮することが主な原因とされています。日本産婦人科医会の資料では、思春期の月経困難症の頻度は34〜94%、そのために学校を休んだ経験がある割合は7.7〜57.8%にのぼると報告されており、決して珍しいものではありません。

一方で、子宮内膜症など特定の病気が背景にある「器質性月経困難症」もあり、思春期でも症状が強い場合の一部にみられます。「痛みが年々ひどくなってきた」という場合は、こちらの可能性も含めて相談することが大切です。

受診の目安

次のような様子があれば、受診を検討してください。

○鎮痛薬がないと過ごせないほどの痛みがある
○生理痛が年々ひどくなってきている
○市販の鎮痛薬を飲んでも効果が乏しい
○痛みで座り込んだり、横になったりしてしまう
○頭痛や吐き気、ぼんやりする感じを伴う
○生理痛のために学校を休むことがある

「生理痛は我慢するもの」ではなく、日常生活に支障が出ているサインとして捉えることが大切です。

小児科でいい?婦人科は何歳から?

結論からいうと、まずはかかりつけの小児科で相談して問題ありません。普段の体調や成長の経過を知っている小児科医に相談することで、他の病気との見分けもつけやすくなります。

婦人科については、初経(初めての生理)を迎えていれば、中学生頃からの受診も想定されており、低用量ホルモン製剤などの治療も初経後であれば選択肢になります。「婦人科は大人が行くところ」というイメージを持つお子さんも多いため、抵抗が強い場合は、まず小児科で相談し、必要に応じて思春期外来のある婦人科を紹介してもらう、という流れでも構いません。

子どもが痛みを隠しがちなとき、親が気をつけたいこと

思春期のお子さんは、恥ずかしさや「心配をかけたくない」という気持ちから、生理痛を言い出しにくいことがあります。「お腹が痛い」とだけ伝えて、生理のことだとは言わないお子さんも珍しくありません。

家庭では、普段から体調の変化を気にかけ、「つらいときは我慢しなくていいよ」「痛み止めを使ってもいいんだよ」と伝え、相談しやすい雰囲気をつくっておくことが大切です。顔色が悪い、動きが鈍い、学校を休みがちといった様子が見られたら、生理痛が背景にある可能性も考えてみてください。

治療にはどんなものがある?

治療の中心は、痛み始めに服用する鎮痛薬(NSAIDs)で、多くの場合効果が期待できます。痛みが強く、鎮痛薬だけでは十分でない場合は、低用量ホルモン製剤(保険適用のものもあります)や、漢方薬、鎮痙薬なども選択肢になります。どの治療が適しているかは、症状の程度や本人の状態によって異なるため、医療機関で相談しながら決めていきます。

生理痛は「みんなあるものだから」と我慢させるものではありません。日常生活に支障が出ている場合は、小児科でも婦人科でも構いませんので、まずは相談してみてください。

【参考資料】
・日本産婦人科医会「月経困難症」
・思春期の生理痛特設ページ「お母さまへ~ご存知ですか、思春期の生理痛~」

※本記事の作成にあたり、文章表現の確認や校閲の一部に生成AIを使用しております。

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