姪を引き取ると決めたのは、今から35年も前のこと

亜美と菜美。幹久さんと一緒に精一杯の愛情を注いで育て、仲の良かったはずの姉妹なのに、いつから遺産をめぐって揉めるような関係になってしまったのでしょうか。私は、菜美と初めて会った時のことを思い返しました。
あれは今から35年も前のこと。駆け落ち同然で家を飛び出した姉が事故で亡くなったと連絡を受け、ひとり取り残された姪の菜美を、私たちが引き取ることになりました。

菜美と初めて会ったときは、母親を亡くしたショックから、暗い表情でずっとうつむいたまま。けれど、一緒に暮らすうちに少しずつ心を開いてくれるようになりました。亜美も菜美を積極的に外に連れ出してくれて、私たちが本当の家族になるまで時間はかかりませんでした。

「母親を失ったショックでどうなることかと思ったが、亜美のおかげでなんとかなりそうだな」仲の良さそうな2人を見て、幹久さんが嬉しそうに言いました。私はふふっと微笑み、「そうね。幹久さんも、菜美を引き取ることを快諾してくれてありがとう」と返しました。

「亜美のいとこでもあるし、こんなにかわいい娘ができて僕もとてもうれしいよ。名前だって亜美と菜美、姉妹みたいじゃないか」そう言って、幹久さんは嬉しそうに笑います。一時はどうなることかと思いましたが、菜美が私たちのもとに来てくれて本当によかった。これから2人は、きっと仲の良い姉妹になっていく・・・このときの私はそう信じていました。

亜美を生んだ時のトラブルで2人目が望めなかった私たちにとって、菜美を引き取ることに迷いはありませんでした。女の子にしてはおてんばで、元気いっぱいの亜美。そして大人しく、引っ込み思案な菜美。対称的な2人でしたが、仲の良い姉妹として育っていきました。
幼い頃に母親を事故で亡くし、純子さんと幹久さんに引き取られた菜美さん。母親を亡くしたショックは、計り知れないものだったかもしれません。それでも、純子さんや幹久さん、そして亜美さんの愛情に支えられ、少しずつ笑顔を取り戻していったんですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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もうこの時点で悲しくなってくるな
引き取る前に姉の気持ち確認したのかな
親が決めて引き取ったら「いい子」でいるためには自分の気持ちを押し殺して仲良くしないといけないんだよ。
親は姉のその覚悟を分かってなかったと思う。
親のいない妹に重心置き過ぎて自分の子の気持ちを感じることができなかったんだな。