[4]やっぱり猫が好き|うちの猫ってちょっと変?人を押しのけてくつろぎ、獲物にも物怖じしない鋼のハート

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前回のお話

「タチアナマリアンヌ」略して「タマ」は、夫の成一さんが単身赴任中に同僚から引き取った猫でした。しかし、赴任先のアパートでは猫が飼えなかったため、急遽我が家で一緒に暮らすことに。成一さんに抱かれているときは、おとなしくて甘えん坊に見えるタマ。でも、咲子さんや子どもたちの前ではなぜか態度が一変。すっかり図太い猫になってしまうのです。赴任先から偶に帰ってくる成一さんに、見たことのない愛らしい表情を見せるタマを見て、「この可愛げを私たちにも見せてくれたらいいのに」と思う咲子さんなのでした。

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猫でもここまで違うの!?

タマは夫の成一に一番懐いています。私や子どもたちにはほとんど甘えてこないのに、夫にだけは、まるで別の猫になったかのように甘えるのです。夫が単身赴任から帰ってくると、タマは一目散に玄関へ駆け出します。その姿を見るたびに、「その可愛げを私たちにも少し分けてくれたらいいのに」と思ってしまうのです。

私や子どもたちにはツンツンなのに、夫にだけは甘えん坊なタマ。そんなタマのふてぶてしさを改めて思い知ったのは、タマがうちに来てから、はじめて実家へ帰省したときのことでした。

実家には、私が嫁いでから迎えられたシャム猫がいます。初めて会った日、その子は部屋の隅にちょこんと座っていました。私に驚いて逃げることも、威嚇することもなく、ただじっとこちらを見つめながら静かに座っていたのです。

「おいで、おいで」そう声をかけてみても、シャム猫は微動だにしません。すると、その声を聞いた母が部屋にやってきました。「あ、母さん猫飼ったの?」と聞くと、母は「でもその子ね、とっても臆病でさ」と困ったように言いました。

聞けば実家のシャム猫は、知らない人には絶対に近づかないし、ネズミを見つけても驚いて逃げてしまうそうです。バッタみたいな虫も苦手で、見つけると毛を逆立てて、どこかへ逃げてしまうのだとか。

母の話を聞きながら、私はタマのことを思い浮かべました。うちのタマは、知らない人にも物おじしないどころか威圧的。人を押しのける勢いでくつろぎ、スズメやネズミにも臆することなく向かっていきます。同じ猫なのに、こんなにも違うものなのでしょうか。

「じゃ、じゃあ狩りとかは・・・」そうたずねると、母は笑いながら「したことないねぇ、むしろ獲物に驚いて逃げちゃうよ」と言いました。う、うらやましい!ちなみに、実家の猫のビビり具合もなかなかに珍しかったことを後ほど知りました。私の周りには、ちょっと変わった猫しかいないのかな。

ふてぶてしい猫もいれば、臆病な猫もいる。それぞれ個性があるのも、猫の大きな魅力ですよね。生まれ持った性格もあるのでしょうが、育った環境や家の雰囲気によっても性格は変わってくるのでしょうか。考えれば考えるほど、猫って本当に興味深い存在です。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:八雫 紫苑 編集:石野スズ
作画:マッマ

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