チューリップ事件の犯人探しは振り出しに・・・

チューリップが千切られていることに気づいた大地くんは、それを海斗くんの仕業だと勘違いして、「なくなった花の代わりに別の花をつければ元に戻るかもしれない」と考えたそうです。しかし、セロハンテープで花がくっつくはずもなく、結果的にチューリップを切り取ってしまうことになってしまいました。
私は大地くんの目をまっすぐ見て、「いい?人のお家の物を勝手に盗ったら泥棒になるの、覚えておいて」と伝えました。そして今度は、さくらに視線を向けます。「さくらもだけど、もし誰かが悪いことをしてたら、隠したり身代わりになるのは本当にその人のためになるのか、よく考えてみてね」そう話すと、2人は申し訳なさそうにうつむきながら「はい・・・」と返事をしました。

すると城坂さんが、大地くんに優しく微笑みながら言いました。「大地くん、今度はお花を見にいらっしゃい。あんなに悩んで切れないほど、お花が好きなんでしょう?」怒られるとばかり思っていた大地くんは、驚いたように顔を上げると、「うん・・・」と嬉しそうに笑いました。

その場が笑顔に包まれる中、ふと城坂さんが口を開きました。「それはそうと・・・家側のチューリップは大地くんが切ったんでしょう?じゃあ外側のチューリップは?」その一言で、その場の空気が一変しました。すっかり解決した気になっていましたが、最初に千切られたチューリップの犯人はまだ見つかっていません。

私がハッとした表情をすると、その場にいた全員が一斉に「俺じゃない!」「カイくんじゃないよ」「私じゃないよ!私が植えたんだよ!?」「するわけないじゃない」と、口々に身の潔白を訴え始めます。

大地くんや他の人がチューリップを千切ったわけではないとしたら、一体誰がやったのでしょうか。もしかして、本当に不審な人物が家の近くをうろついているのかもしれない・・・そう思うと、背筋がぞくりと冷たくなりました。
一見、解決したように見えたチューリップ事件。しかし、最初に花を切り取った犯人はまだ見つかっていません。もし見知った人物ではないとしたら、一体誰がチューリップを千切ったのでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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