[21]花泥棒|一件落着と思いきや、最初にチューリップを千切った犯人はまだ見つからない

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前回のお話

かなさんは、小学5年生のさくらちゃんのお母さん。ある朝、大切に育てていたチューリップが何者かに切り取られていることに気づきます。同僚の言葉を思い出し、さくらちゃんの友達の大地くんや、チューリップに詳しいご近所の城坂さんを疑いますが、決定的な証拠は見つかりません。そんな中、残っていたチューリップまで切り取られてしまい、かなさんは防犯カメラを設置しようと提案します。しかし、さくらちゃんはなぜか反対。その様子から、かなさんは一瞬「犯人はさくらちゃん?」と疑いますが、実は数日前にハサミを持っていた海斗くんをかばおうとしていただけでした。ところが、それも誤解だったことが判明します。誤解が解けてほっとしたのも束の間、城坂さんが「防犯カメラに不審な人物が映っていた」と言い出します。かなさんとさくらちゃんが映像を確認すると、そこには大地くんと思われる人物が映り込んでいたのでした。大地くん本人に話を聞くと、2回目にチューリップを切ったのは自分だと言いました。どうやら、弟の海斗くんがチューリップを千切ってしまったと勘違いし、「別の花をつければ元に戻せる」と思って行動してしまったのです。

1話目から読む

チューリップ事件の犯人探しは振り出しに・・・

チューリップが千切られていることに気づいた大地くんは、それを海斗くんの仕業だと勘違いして、「なくなった花の代わりに別の花をつければ元に戻るかもしれない」と考えたそうです。しかし、セロハンテープで花がくっつくはずもなく、結果的にチューリップを切り取ってしまうことになってしまいました。

私は大地くんの目をまっすぐ見て、「いい?人のお家の物を勝手に盗ったら泥棒になるの、覚えておいて」と伝えました。そして今度は、さくらに視線を向けます。「さくらもだけど、もし誰かが悪いことをしてたら、隠したり身代わりになるのは本当にその人のためになるのか、よく考えてみてね」そう話すと、2人は申し訳なさそうにうつむきながら「はい・・・」と返事をしました。

すると城坂さんが、大地くんに優しく微笑みながら言いました。「大地くん、今度はお花を見にいらっしゃい。あんなに悩んで切れないほど、お花が好きなんでしょう?」怒られるとばかり思っていた大地くんは、驚いたように顔を上げると、「うん・・・」と嬉しそうに笑いました。

その場が笑顔に包まれる中、ふと城坂さんが口を開きました。「それはそうと・・・家側のチューリップは大地くんが切ったんでしょう?じゃあ外側のチューリップは?」その一言で、その場の空気が一変しました。すっかり解決した気になっていましたが、最初に千切られたチューリップの犯人はまだ見つかっていません。

私がハッとした表情をすると、その場にいた全員が一斉に「俺じゃない!」「カイくんじゃないよ」「私じゃないよ!私が植えたんだよ!?」「するわけないじゃない」と、口々に身の潔白を訴え始めます。

大地くんや他の人がチューリップを千切ったわけではないとしたら、一体誰がやったのでしょうか。もしかして、本当に不審な人物が家の近くをうろついているのかもしれない・・・そう思うと、背筋がぞくりと冷たくなりました。

一見、解決したように見えたチューリップ事件。しかし、最初に花を切り取った犯人はまだ見つかっていません。もし見知った人物ではないとしたら、一体誰がチューリップを千切ったのでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

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