誕生日の約束は守ってくれるはず

ミオの誕生日当日。一緒に料理を作ってパーティーの準備をしながらも、私の心はどこか落ち着きませんでした。ミオは、リコが誕生日プレゼントの約束を覚えているのか気にしているようです。口には出さないものの、きっと心のどこかで期待しているのでしょう。そして私もまた、リコはミオのことを忘れていないはずだと淡い期待を抱いていました。
準備を終え、ミオのお誕生日会が始まりました。テーブルには2人で作ったケーキや料理がずらりと並びます。ミオの隣には、私が誕生日プレゼントに贈ったうさぎのぬいぐるみが。そして、夫も一緒にお祝いしている気持ちになれるよう、写真をそっと飾りました。「ハッピーバースデー、ミオ!」笑顔でそう声をかけると、ミオもにっこり笑って「ばぁば、ありがとう!」と答えてくれました。

ミオはうさぎのぬいぐるみにぎゅっと抱きつくと、「ばぁば、うさちゃんありがとう!おっきいね」と、とびきりの笑顔で喜んでくれました。私はそんなミオに微笑みながら「可愛くって、つい買っちゃったのよ」と返します。うさちゃんがそばにいてくれたら、ミオの寂しさも少しは和らぐかもしれない・・・そんな願いを込めて選んだプレゼントでした。

「いちごのケーキ、大好き!」満面の笑みを見せるミオに、寂しい思いだけはさせまいと、私は精一杯お誕生日会を盛り上げました。本当なら母親であるリコに祝ってもらいたいはず。それでも悲しい顔ひとつ見せず心から喜んでくれるミオの姿を見て、うれしい反面、複雑な気持ちになりました。

ミオがお誕生日会を喜んでくれて、本当によかった。そんなことを思いながら、眠っているミオの乱れた布団をそっと直していると、ミオの目元にうっすらと涙の痕が残っていることに気がつきました。

・・・そうよね、寂しくないはずがない。結局、リコからは誕生日プレゼントはもちろん、電話もメッセージも届きませんでした。お腹を痛めて産んだ我が子の誕生日まで忘れてしまったのでしょうか。ミオの気持ちを思うだけで、胸が張り裂けそうになりました。
雪江さんに誕生日を祝ってもらい、笑顔を見せていたミオちゃんでしたが、夜ひとりで泣いてしまうほど、本当はリコさんから「おめでとう」の一言が欲しかったのですね。母親に誕生日を祝ってもらえないことが、子どもにとってどれほど寂しく悲しいことか・・・リコさんはそのことさえ考えられないほど、彼との生活に夢中になってしまっているのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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下手に連絡ないほうが期待せずにすむと思うんだけど。
お腹を痛めて産んだ子供を、男に走って捨てた母親なんて我が子の事なんて忘れて生きてるよ。
子供に接触してくるのは、自分が集りたい時だけだと思う。
(実際私の周りにそんなロクデナシが前に存在したし。)