『可愛い』という感性を持ち合わせていない?

数字とロジカルシンキングが得意な理仁。普段はあまり感情を表に出しませんが、ふとした瞬間に見せる可愛さは国宝級なんです。理系ならではの思考回路に振り回されることもありますが、このギャップがたまりません。
今日は理仁と動物園にやって来ました。この動物園の目玉は、何と言ってもコアラ。動物園でコアラを見るのは初めてなので、とても楽しみです。「この動物園にはコアラがいるんだよ!」そう声をかけると、理仁は「コアラ・・・」と小さくつぶやきました。

理仁を連れて、さっそくコアラのいるエリアへ。飼育スペースをのぞくと、コアラのお母さんが子どもをおんぶしていました。「可愛い~!見て、お母さんにおんぶされてる」1人ではしゃいでいると、理仁が真剣な表情で口を開きます。「あれは双前歯目コアラ科コアラ属に分類される有袋類だね、コモリグマやフクログマとも呼ばれていて・・・」まさかの解説が始まりました。

しまった、また理仁の面倒なスイッチを押してしまった。「うん、ここは『可愛い』だけでいいよ」苦笑いしながらそう言うと、理仁は「可愛い・・・?」と不思議そうに首をかしげます。

理仁はコアラをじっと見つめると、「頭や目が大きく丸みを帯びた体型、短い手足・・・これはまさしくベビースキーマ。なるほど、だから可愛いのか」と腑に落ちたように言いました。

『可愛い』がどういうものなのか分からなかったのか、理仁は可愛いの定義を分析し始めました。こんなときでもロジカルシンキングを崩さないのね・・・。でも、私にはその姿が少し可愛く見えてしまったのでした。
論理派な理仁さんには、『可愛い』の定義が分からなかったんですね。可愛いという曖昧な感覚さえ論理的に分析してしまうところが、なんとも理仁さんらしいです。そんな理仁さんをあすかさんは「可愛い」と感じてしまうようで、なんとも可愛いお二人ですね。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:尾持トモ
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