[6]夫は理系男子|どこまでも論理派な夫。コアラを前に可愛いの定義を分析し始める姿が愛おしい

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前回のお話

数字が大好きな理系男子の理仁さんと結婚したあすかさんは、一緒に暮らし始めてからというもの、彼の理系ならではの思考回路に振り回されてばかり。「きゅうりを平均3mmで薄切りにして」と頼めば最小値と最大値を真剣に考え込んだり、「バター1本と牛乳があったら2本買ってきてくれない?」と頼めばプログラミングでよく使われるロジックに当てはめて独自の解釈をしてきたり、ティッシュの1組あたりの値段を細かく計算してコスパの良い商品を選んだり。あすかさんは理仁さんの独特な考え方をどう処理していけばいいか考えるのに必死です。それだけでなく、理仁さんは物事を合理的に考えるのも大好き。毎日全身黒づくめで会社に向かうので、不思議に思って理由をたずねたら「服を選ぶ時間がもったいないから」とのこと。まさかの某有名IT起業家的な理由に、驚いてしまったあすかさん。しかし一見堅物に見える理仁さんでしたが、あすかさんが喜ぶと思って好物の抹茶プリンを買って帰るという可愛い一面も。あすかさんはそんな彼を知るたびに夢中になるのでした。

1話目から読む

『可愛い』という感性を持ち合わせていない?

数字とロジカルシンキングが得意な理仁。普段はあまり感情を表に出しませんが、ふとした瞬間に見せる可愛さは国宝級なんです。理系ならではの思考回路に振り回されることもありますが、このギャップがたまりません。

今日は理仁と動物園にやって来ました。この動物園の目玉は、何と言ってもコアラ。動物園でコアラを見るのは初めてなので、とても楽しみです。「この動物園にはコアラがいるんだよ!」そう声をかけると、理仁は「コアラ・・・」と小さくつぶやきました。

理仁を連れて、さっそくコアラのいるエリアへ。飼育スペースをのぞくと、コアラのお母さんが子どもをおんぶしていました。「可愛い~!見て、お母さんにおんぶされてる」1人ではしゃいでいると、理仁が真剣な表情で口を開きます。「あれは双前歯目コアラ科コアラ属に分類される有袋類だね、コモリグマやフクログマとも呼ばれていて・・・」まさかの解説が始まりました。

しまった、また理仁の面倒なスイッチを押してしまった。「うん、ここは『可愛い』だけでいいよ」苦笑いしながらそう言うと、理仁は「可愛い・・・?」と不思議そうに首をかしげます。

理仁はコアラをじっと見つめると、「頭や目が大きく丸みを帯びた体型、短い手足・・・これはまさしくベビースキーマ。なるほど、だから可愛いのか」と腑に落ちたように言いました。

『可愛い』がどういうものなのか分からなかったのか、理仁は可愛いの定義を分析し始めました。こんなときでもロジカルシンキングを崩さないのね・・・。でも、私にはその姿が少し可愛く見えてしまったのでした。

論理派な理仁さんには、『可愛い』の定義が分からなかったんですね。可愛いという曖昧な感覚さえ論理的に分析してしまうところが、なんとも理仁さんらしいです。そんな理仁さんをあすかさんは「可愛い」と感じてしまうようで、なんとも可愛いお二人ですね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:尾持トモ

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