弟のお下がりを着て髪はボサボサでも虐待とは言えない

蒼ちゃんたちが帰った後、「何とかならないのかな!蒼ちゃんが可哀想すぎる!」と怒り出すカナちゃん。私も「本当は可愛い服が好きなんです」とファッションショーでの蒼ちゃんの写真を見せると、初めて見たと言葉を失う義父母と夫。「妙子さんは、本当は男の子が欲しくて、名前を『蒼太』に決めていた」という義母の言葉を聞いて、「蒼ちゃんに対する妙子さんの気持ちって・・」と考え込んでしまいました。
「こういうのって虐待・・とかにならないのかな・・」確かに蒼ちゃんは小柄で痩せているけれど、食べていない訳ではないし、龍太くんのお下がりだけど洗濯もされて清潔な服を身に着けています。「虐待とはいえないかな・・」そう答えつつ、でも蒼ちゃんの気持ちを考えると、胸にずーんと痛みを感じました。

すると、「もううちで蒼ちゃんを引き取ろう!私も面倒見るし!」とカナちゃん。「両親が揃ってるんだ。簡単に言うんじゃない」と義父にいなされ「あ゛ーーー!!どうしたらいいのー」と頭を抱えてしまいました。

「さすがに暴力とかがないと難しいだろ、とにかくまず兄ちゃんに話そう!」夫がそう言うと、「浩太には私たちからも言っとくから!」義母にそう言われたカナちゃんは、「ママッ!!絶対に蒼ちゃんを守ろうね!」と言い、固く誓い合ったのでした。

その夜のこと。「今日は母さんのお祝いありがとうな」夫にそう言われ、「それは全然いいんだけど・・」と私が答えると、「蒼ちゃんな・・」と夫も深いため息をつきました。

すると、「ママ!髪飾りとワンピースがないの!」そう言って部屋にやって来た更紗。「ちゃんと探してみた?」ワンピースと髪飾りがなくなったなんて、この時は更紗の勘違いだと思っていたのでした。
弟のお下がりの服を着て髪型も母親が適当にカット。本当はおしゃれや可愛いものが大好きなのに、母親に強いられ文句も言わずにそれを受け入れるしかない蒼ちゃんはどんな気持ちなのか・・。妙子さんの非情な行動には一体どんな理由があるのかわかりませんが、どんな理由にせよ正当化されるものではありませんよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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「まず兄ちゃんと話そう」
やっとかよ。
仕事が忙しいらしいが「家庭を放置」して良い理由にはならない。