「学校楽しい?」察した義妹の優しさ

「いらっしゃ・・」と出迎えるも、私の声は完全スルーして部屋に上がり込む妙子さんと龍太くん。その後ろを蒼ちゃんが静かについて行きました。部屋に入るなり料理を見つけた龍太くんは目を輝かせ、妙子さんは早々に義母にプレゼントを渡すと、まだ義母も手を付けていない料理を食べてもいいと龍太くんに伝えます。かいがいしく龍太くんの世話を焼く妙子さんは、蒼ちゃんの存在を完全に放置していました。
そこへ、「龍太ぁ、おっきくなったなー。あとでキャッチボールでもするか?」夫がそう言うと、「する!!」そう言って食べ物をテーブルに落としながら立ち上がる龍太くん。それを見て「急に立ち上がるから・・」と義母がオロオロ。

すると、「啓太さん!龍ちゃんピアノあるんで、手だけは本当に気をつけてくださいね?」と詰め寄る妙子さんに、「は、はい・・へへへ・・」と夫もタジタジ。「大事な指なんですから!たのみますよっ」妙子さんは強い口調で続けました。

その後、「龍ちゃんはピアノの才能もあって・・学校でも褒められて・・」と龍太くんを喜々として絶賛!「妙子さん・・あなたには、さみしそうにあなたを見つめる蒼ちゃんが映らないの?」と心の中で叫ぶ私。その時、「蒼ちゃん」と声を掛けるカナちゃん。

「久しぶりだね。学校楽しい?」カナちゃんに声をかけられてうれしそうにコクンとうなずく蒼ちゃん。その後も「かわいい!クラスでは何が流行ってるのぉ?」「・・えーっとねぇ」と続くやり取りを聞いて、「カナちゃん本当にいい子だなぁ・・」とほっこりしました。

するとそこに、「蒼ちゃんカナちゃん、あとで遊ぼう?」更紗がやって来てそう言うと、「もちろーん!!」と答えるカナちゃん。蒼ちゃんもワクワクしているようでした。
「カナちゃんいつもありがと」そう思いながらも、「このまま蒼ちゃんを見過ごしていいのかな・・この前も・・!」と蒼ちゃんのことを思うと胸がズキズキと痛むのでした。
龍太くんの傍から離れようともせず世話を焼く妙子さん。蒼ちゃんのことは全く目に入っていないよう・・。そんな冷たい対応をされながらも妙子さんをじっと見つめる蒼ちゃん。言葉はなくとも蒼ちゃんの想いを感じて胸が痛くなりますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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見過ごして良い訳ないと思うけど。