誕生日の主役を差し置いて息子の世話を焼く

義母の誕生日のお祝いをするために集まることになった義兄浩太さん家族。浩太さんは仕事で来られず、義姉妙子さんと2人の子どもたちがやって来たのですが、弟龍太くんの後ろで「こんにちは」と小さな声で挨拶する、更紗と同じ年の姉蒼ちゃんを見て、「また龍太くんのお下がりを着ている・・」と心の中で呟く私。そう、なぜいつも龍太くんのお下がりを着ているのかずっと気になっていたのです。
「いらっしゃ・・」と出迎えた私には挨拶もせず、とっとと部屋に入って行く妙子さん。妙子さんの香水の残り香と一緒に蒼ちゃんが静かに歩いていました。
「わーっ!すっげぇー!!ごちそうだぜ!」とすかさずテーブルに駆け寄る龍太くんに、「龍太の好きなローストビーフもあってよかったねー」と笑顔で話しかける妙子さん。蒼ちゃんの存在は無いも同然のようでした。

そして、「お義母さん、お誕生日おめでとうございますぅ。ワインにしたんでぜひお義父さんと楽しんでくださいね~ん」そう言ってワインの入った箱をプレゼントしました。
「まぁ、ありがとう!浩太はいつも仕事ばかりでごめんなさいね・・」お礼と一緒に申し訳ない気持ちを伝える義母に、「いいえ~。ホホホ」と笑顔で返事をする妙子さん、

すると、「食べていい?」と言い出す龍太くんに、「モッチロンいいわよ~」と答える妙子さんを見て、「まだお義母さんも手を付けてないのに!」とモヤモヤしながら、「じゃ、じゃあみなさん席に・・」と促すと・・

「うんめー!!ジュースないのー!?」とお構いなしに食べ始める龍太くんの隣で、「あっせんないの~」と龍太くんを見つめる妙子さん。「蒼ちゃんはまだ座ってもないのに・・」と心配していると、「飲み物がないわよ」と真顔で要求されてビックリ。「お待ちください!!」と言った後、蒼ちゃんに「蒼ちゃん、更紗とカナちゃんの間に座る?」とたずねました。

妙子さんはと言うと、相変わらず蒼ちゃんの存在は無いも同然。「はい龍ちゃん」とかいがいしく世話を焼く姿を見て、「龍太くんには甘くて、蒼ちゃんはいつも放置・・」妙子さんの姉弟に対する態度の違いに愕然としたのでした。
なんて露骨な差別!蒼ちゃんが気づいていない訳ないのに・・。もっと言えば、龍太くんだって何かしら感じているはずなのに、蒼ちゃんがどんな気持ちになるかを考えると気が気ではありませんよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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そもそもの話。義兄は何してるの?
「仕事が忙しい」を理由に「家庭は放置」ですか?
ジジババはこんなの見ても何とも思わないの?
血縁上は他人の叔母さんがやきもきしてるのに?
思いやりとか情に血縁は関係ないんだな。