結婚前は仕事が大好きだった母親


嫌がらせの犯人を捕まえようと躍起になっている僕を心配して、ユカさんに連絡を入れたり、僕のことを二重に見守ったりと、先回りで行動してくれていた母さん。それなのに僕は、そんな母さんを疑い、ずっと犯人だと決めつけていました。
母さんは「犯人が捕まってよかった」とつぶやくと、「ユウトをよろしくお願いいたします」と頭を下げて去って行きました。母さんの言葉を信じず犯人だとばかり決めつけて・・・。母さんは、今までの自分の行いが悪かったから仕方がないと言ってくれましたが、きっと傷ついただろうな。

するとユカさんが「麻里さん、張り込むユウトくんのことを心配して毎日見張ってたんだよ」と教えてくれました。母さんがそこまで僕を心配してくれていたなんて、正直驚きました。はじめから僕が信じていれば、きっと母さんにも、ユカさんたちにも迷惑をかけることはなかったと思うと、情けない気持ちでいっぱいです。

すると今度はおばあちゃんが「後で麻里さんに電話したら?宗太もだけど、あなたたちはもう少し話し合ってもいいのかもしれないわ」と声をかけてくれました。確かに、これまでの僕は母さんときちんと向き合ってこなかったのかもしれない。そう考えているとインターホンが鳴りました。「お巡りさんだと思う、私エントランスまで行ってきます」そう言って、ユカさんと知佳さんは席を立ちました。

リビングには、僕とおばあちゃんの2人だけが残りました。するとおばあちゃんが「ユウト、私が思うに、麻里さんは寂しかったんじゃないかしら」と口を開きます。

おばあちゃんは、昔の母さんについて教えてくれました。母さんは結婚前、アパレル店員としてバリバリ働いていたみたい。仕事が好きだったけど、父さんと結婚して僕が生まれてからは、仕事に打ち込む父さんを支えるために家庭に入ったそうです。母にそんな過去があったなんて、今まで知りませんでした。
麻里さんは、結婚を機に大好きだった仕事を手放し、その喪失感をずっと抱えたままだったのかもしれませんね。積み重なった寂しさが行き場を失って、いつしかお金への執着に変わってしまったのではないかとも考えられます。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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だったら子供ももう大きいんだしとっとと働けばよかったのに。
正社員でーーオシャレでーー、とか選り好みしてたってこと?
だとしても…ね
今までのやった事実は消えないよ