[14]残念な僕の母親|初めて知った母親の意外な過去。結婚と引き換えに好きだった仕事を失い寂しさを抱えていた

アイコンイメージ
前回のお話

高級マンションで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。ユウトくんの母麻里さんと父宗太さんは、麻里さんが知佳さんの財産を狙ったことが原因で離婚しており父子家庭に。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの、お金の話題ばかりでユウトくんは嫌気が差します。そんなある日、いつも通り知佳さんのマンションに向かうと、入り口で不審な動きをする麻里さんの姿が。何をしているのか聞き出そうとするも、麻里さんは頑なに口を閉ざします。どうせお金が欲しいだけだと察したユウトくんは、「もう来ないでくれ」と麻里さんを突き放しました。それ以降、麻里さんは知佳さんのマンションに姿を現さなくなりましたが、今度はポストに脅迫めいた手紙が投函されます。麻里さんの仕業に違いないと思ったユウトくんは、学校に行く前と帰りに入り口を見張ることにします。すると数日も経たないうちに犯人と思われる人物の姿が。しかし犯人は麻里さんではなく全くの別人。ユウトくんは犯人に襲われそうになるも、麻里さんの登場により無傷で済みました。ユウトくんは、麻里さんの言葉を信じなかった自分を責めたのでした。

1話目から読む

結婚前は仕事が大好きだった母親

嫌がらせの犯人を捕まえようと躍起になっている僕を心配して、ユカさんに連絡を入れたり、僕のことを二重に見守ったりと、先回りで行動してくれていた母さん。それなのに僕は、そんな母さんを疑い、ずっと犯人だと決めつけていました。

母さんは「犯人が捕まってよかった」とつぶやくと、「ユウトをよろしくお願いいたします」と頭を下げて去って行きました。母さんの言葉を信じず犯人だとばかり決めつけて・・・。母さんは、今までの自分の行いが悪かったから仕方がないと言ってくれましたが、きっと傷ついただろうな。

するとユカさんが「麻里さん、張り込むユウトくんのことを心配して毎日見張ってたんだよ」と教えてくれました。母さんがそこまで僕を心配してくれていたなんて、正直驚きました。はじめから僕が信じていれば、きっと母さんにも、ユカさんたちにも迷惑をかけることはなかったと思うと、情けない気持ちでいっぱいです。

すると今度はおばあちゃんが「後で麻里さんに電話したら?宗太もだけど、あなたたちはもう少し話し合ってもいいのかもしれないわ」と声をかけてくれました。確かに、これまでの僕は母さんときちんと向き合ってこなかったのかもしれない。そう考えているとインターホンが鳴りました。「お巡りさんだと思う、私エントランスまで行ってきます」そう言って、ユカさんと知佳さんは席を立ちました。

リビングには、僕とおばあちゃんの2人だけが残りました。するとおばあちゃんが「ユウト、私が思うに、麻里さんは寂しかったんじゃないかしら」と口を開きます。

おばあちゃんは、昔の母さんについて教えてくれました。母さんは結婚前、アパレル店員としてバリバリ働いていたみたい。仕事が好きだったけど、父さんと結婚して僕が生まれてからは、仕事に打ち込む父さんを支えるために家庭に入ったそうです。母にそんな過去があったなんて、今まで知りませんでした。

麻里さんは、結婚を機に大好きだった仕事を手放し、その喪失感をずっと抱えたままだったのかもしれませんね。積み重なった寂しさが行き場を失って、いつしかお金への執着に変わってしまったのではないかとも考えられます。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • ななぴょん より

    だったら子供ももう大きいんだしとっとと働けばよかったのに。
    正社員でーーオシャレでーー、とか選り好みしてたってこと?

  • りん より

    だとしても…ね
    今までのやった事実は消えないよ

この記事をSHAREする