[9]残念な僕の母親|平穏な日々が戻ってきた矢先に届いた叔母宛の怪文書。思い当たる犯人は1人しかいない

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前回のお話

高級マンションのペントハウスで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。知佳さんが有名なマンガ家『緑乃トモヨシ』だと知らなかったユウトくんの母親麻里さんは、知佳さんをオタクだといつもバカにしていて、義母の持ち物だとばかり思っていたペントハウスを乗っ取りたいと考えていました。ワガママで図々しい麻里さんの言動が積み重なった末、とうとう両親は離婚。ユウトくんは父親宗太さんについて行くことに。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの図々しい態度は健在で、いまだに知佳さんの近況を聞き出そうとしてくる麻里さんにユウトくんは嫌気が差します。それと同時に、青野家にやっと訪れた平和な日常が、再び麻里さんが関わることで崩れてしまったらどうしようと不安に襲われます。翌日、千佳さんのマンションに向かうと、入り口で不振な動きをする麻里さんの姿が。ユカさんは、もうすぐ公開する映画のプレミアム試写会のチケットが麻里さんの狙いではないかと推測しますが、ユカさんの推理は全くのはずれ。ユカさんやユウトくんが本当の狙いを聞き出そうとするも、麻里さんは頑なに口を閉ざします。どうせ知佳さんの財産が欲しいだけだと思ったユウトくんは「月一の面会はするけど、もう会いに来ないでくれ」と、心を鬼にして冷たく突き放したのでした。

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やっと平穏な日々が戻ってきたのも束の間

知佳さんの財産を狙って、ついにマンションにまで現れるようになった母さん。ですが、知佳さんが稼いだお金は知佳さん自身のもので、僕たちには関係ありません。みんな協力し合っているだけで、財産に頼ろうなどこれっぽっちも思っていません。「これ以上母親を軽蔑したくない、月一の面会はするけどもう来ないでくれ」そう冷たく突き放すと、母さんは寂しそうな表情で「わかった」とつぶやきました。

それから、母さんが知佳さんのマンションに姿を見せることはなくなりました。これでようやく平穏な日々が戻ってくる・・・そう思ったのも束の間、思いがけない事件が起こりました。いつも通り、ユカさんのご飯を食べに「こんばんは」とリビングに入ると、困った様子のおばあちゃんとユカさんの姿が目に入ります。

どうしたのかたずねると、おばあちゃんは言いづらそうに「実はね・・・」と口を開きました。どうやら、ポストにいたずらをされたようです。詰めてあったゴミはユカさんが片付けてくれたみたいですが、問題は一緒に入っていた手紙でした。

ユカさんから手渡された手紙には、雑誌や新聞を切り貼りしたような不気味な文字でこう書かれていました。『緑乃トモヨシへ。シフォンつまらない。才能ないんだからさっさとやめろ。警告を聞かないと血が流れても知らないぞ』

「まだ知佳には何も知らせてないんだけど、こういうのって警察に届けたほうがいいのかしらね」おばあちゃんは、不安そうにつぶやきます。ユカさんも「知佳さん、ショック受けちゃいますよね、きっと・・・」と表情を曇らせました。こんな悪質な嫌がらせは初めてのことらしく、2人とも知佳さんに伝えるべきかどうか悩んでいるみたいでした。

知佳さんにこんな嫌がらせをするなんて1人しか思い当たらない。どうせ母さんの仕業です。知佳さんの財産に頼れないことへの腹いせにわざわざこんな手の込んだ手紙まで投函するなんて、絶対に許せません。おばあちゃんとユカさん、そして知佳さんに見せる顔がなく、僕は申し訳ない気持ちを抱えたままマンションを後にしました。

麻里さんがマンションに姿を見せなくなって安心したのも束の間、今度は知佳さん宛に不気味な手紙が届きました。ユウトくんは、これを麻里さんの仕業だと疑っているようですが、あの強気な麻里さんがこんな陰湿な手段で嫌がらせをするでしょうか。なんだか引っかかりますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • ナン より

    ここまでやったら立派な脅迫罪でしょ。
    まずは警察に連絡して捜査してもらおうよ。
    母親がやったとしたら、残念だけど手錠モノ。

  • あち より

    これは何となくあの母親じゃない気がするんだけど… とりあえずさっさと警察呼んで調べてもらいなよ

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