こうなったら自分で断るしかない!

義母が親切心で野菜やおかずを持ってきてくれているのは分かっています。だけど私には、義母の差し入れがストレスに感じてしまうのです。しかし、頼みの綱であるタカシに相談しても「昔から人に何かしてあげるのが好きなんだって」と他人事のように言うばかり。これだけ悩んでいる私の気持ちは、まったく伝わっていないようです。
それから数日後。インターホンが鳴ったのでモニターを確認すると、またもや義母の姿が映っていました。タカシが頼りにならない以上、自分で断るしかありません。そう腹をくくった私は、勇気を振り絞って義母にきちんとお断りの気持ちを伝えることにしました。ドアを開けると、義母はいつもの笑顔で「ユズちゃん!これ、またお野菜もらって・・・」と声をかけてきます。

私は大きく息を吸い、「お義母さん、今度からお野菜やおかずも気を使っていただかなくて大丈夫です」とはっきり伝えました。すると義母は「え・・・突然どうしたの!?」と目を丸くして驚きます。私は続けて、「ありがたいんですけど、お野菜も余ってしまったり、おかずも食べきれなくてもったいないので」と、正直な気持ちを打ち明けました。

すると義母は「そんな・・・」と暗い表情でうつむきました。もしかして、少し強く言いすぎちゃったかも。義母の表情は、みるみる曇っていきます。義母にとっては親切だったのかもしれない。その気持ちに水を差すようなことをして、私はすごく失礼なことをしたのかも。「あ、あの・・・すみま・・・」と謝りかけた、その時でした。

すると義母はパッと表情を明るく変えて「そんな遠慮しなくてもいいのに~!」と、あっけらかんと言いました。私がぽかんとしている間に義母は手際よく動き、「ほんと遠慮しなくていいから!じゃあお野菜ここに置いていくわね!」と、さきほど断ったはずの野菜を玄関に置いていったのです。

「違うんです」と言いかけた時にはもう遅く、義母は「じゃっ」と一言残してさっさと帰ってしまいました。あれだけはっきり伝えたつもりでも、私が遠慮しているだけだと思われたのでしょう。どうやら義母の中では、私の言葉が都合よく変換されてしまうようです。
思い切ってはっきり断っても、義母にはまったく効果がありません。それどころか「遠慮しているだけ」と受け取られてしまうなんて、義母の変換能力は恐ろしいですね。しっかり理由を述べて断っても何も響かないなんて、困ってしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:モトヤマラミ 編集:石野スズ
作画:そうはは。
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「遠慮無く捨てました」でOK
目の前で傷んだ野菜を選り分けてお義母さんに持って帰ってもらえばいいのでは。
大半が傷んでいるのならお義母さんもわかるでしょ。