[5]残念な僕の母親|叔母のマンションに突然現れた母親。声をかけたら逃げるように去っていき不信感が募る

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前回のお話

高級マンションのペントハウスで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。知佳さんが有名なマンガ家『緑乃トモヨシ』だと知らなかったユウトくんの母親麻里さんは、知佳さんをオタクだといつもバカにしていて、義母の持ち物だとばかり思っていたペントハウスを乗っ取りたいと考えていました。ワガママで図々しい麻里さんの言動が積み重なった末、とうとう両親は離婚。ユウトくんは父親宗太さんについて行くことに。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの図々しい態度は健在で、いまだに知佳さんの近況を聞き出そうとしてくる麻里さんにユウトくんは嫌気が差します。それと同時に、青野家にやっと訪れた平和な日常が、再び麻里さんが関わることで崩れてしまったらどうしようと、不安に襲われるようになります。ユウトくんは幼い頃の記憶を思い出して、昔優しかった麻里さんの姿に、寂しい気持ちになったのでした。

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母親の不審な行動に怪しさを感じざるを得ない

昔の母さんは、もっと家族思いで優しくて、決して自分の利益ばかりを考えるような人ではありませんでした。家事は得意ではなかったけれど、僕の誕生日には豪華なケーキを用意してくれて、あの頃は家族仲も良くて本当に楽しかった。どうしてこんなふうになってしまったんだろう。

翌日、夕飯をごちそうになるため、学校帰りに知佳さんの家へ向かった僕。するとマンションのエントランスで、落ち着きなく歩き回る母さんの姿が目に入ります。こんなところで一体何を・・・。

「母さん、何してるの」そう声をかけると、母さんはあからさまに慌てた様子で「ユユユ、ユウト・・・あら偶然ね」と取り繕います。僕は慌てる母さんをジロリと見ると「偶然じゃないでしょ、どう考えても」と言いました。

すると母さんは「べ、別にお義母さんにちょっとお願いがあるとかそういうわけじゃないから、たまたま通りかかっただけだから!」と早口で言い訳を並べて、逃げるように去っていきました。いや、どう見てもわざとらしすぎるだろ。

その後、知佳さんの家に上がった僕は、マンションのエントランスで母の姿を見かけたこと、どうやらおばあちゃんに何か頼みごとがあって来ていたようだということを伝えました。するとおばあちゃんは「あらあら・・・私なら言いくるめられると思ったのかしらね?」と苦笑いを浮かべます。

「さすがに母さんも手荒なことはしないと思うけど・・・」そう言いかけたその時、ユカさんが「ふふん、名探偵の出番かもしれませんね」と目を光らせます。どうやら叔母の知佳さんが描いている名探偵シフォンになりきっているようですが、やる気が少しだけ心配。変なことをしないといいのですが。

ついに、麻里さんが知佳さんのマンションに姿を現しましたね。もしユウト君の予想通り、青野家の平和を乱そうとしているのだとしたら、それは許されることではありません。知佳さんはもちろんのこと、祖母やユカさんも含めて、少し気をつけておいたほうがよさそうですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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