自分の都合しか考えない母親に呆れる


みんなが笑顔で過ごす青野家を見ていると、ほっと安心する一方で、この穏やかな日常がまた母さんのせいで壊されてしまったらどうしようと不安が胸をよぎります。母さんは今も、僕から知佳さんの情報を聞き出そうとしています。もし、まだ知佳さんの財産を狙っていて、この穏やかな日常をかき乱そうとしているのなら、僕は絶対に許しません。
家に帰ってスマホを確認すると、母さんから念を押すようなメッセージが届いていました。『お父さんに相談してくれた?』『就職活動用に新しいバッグが欲しくって、限定のものだから今すぐ申し込みたいの』『お母さん1人で生きていかなきゃなんだから、それぐらいいいと思うの、ね?』ここまでくると、もうため息しか出ません。

自分のことしか考えていない母さんに嫌気が差します。とても返信する気になれず、僕はスマホをベッドに放り投げ、そのまま倒れ込むように横になりました。母さんは、昔はあんな風ではありませんでした。もっと家族思いで優しくて、自分の利益ばかりを考えるような人ではなかったはずなのに。

あれは、僕の6歳の誕生日のこと。「ユウト、お誕生日おめでとう~!」母は僕のために、豪華に飾り付けられたケーキを用意してくれました。「すごい!ケーキ!」目を輝かせる僕に、母は得意げな顔で「ママ、がんばったのよ~」と胸を張ります。

どうやら、父が買ってきてくれたシンプルなケーキを、母が一生懸命飾り付けてくれたようでした。父さんは「俺が買ってきたシンプルなケーキが見違えたよ」と母さんをべた褒め。母さんはにっこりと笑って「ケーキは焼けないけど、飾り付けは大好きなの」と言いました。母さんと父さんの愛情がこもったケーキは、今まで食べたどのケーキよりも美味しかった。

母さんは昔から家事が得意なほうではなかったけれど、6歳の誕生日のことだけは、今でもはっきりと覚えています。あの頃は本当に楽しかったな。家族の仲も良くて、母のことも父のことも心から大好きだった。・・・なのに、どうしてこんなふうになってしまったんだろう。
昔は、ユウト君のケーキを豪華に飾り付けるほど家族思いだったはずの麻里さん。それなのに今では自分のことばかりで、ユウト君の気持ちに思いを寄せる様子はありません。ユウト君の気持ちを考えると寂しくなってしまいますね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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麻里さん、いい性格してるなぁ~~~
この先どうなっていくのか・・・・・
緑乃先生シリーズですね
あの強突く張り義姉があっさり引き下がるわけないと思っていました
この先どのように凹まされるのか楽しみです