義母は悪くないと分かっていても涙が出た

初めて会った時から優しく、温かい笑顔をくれた義母。意見の食い違いで強い言葉を放った時も、私の気持ちを汲もうとしてくれました。そんな義母に育てられたからこそ、シンゴは仕事を大切にしていた私のために、当時では珍しい育休を取り、私や息子を支えてくれるような、優しい人に育ったのだと思います。
義母と過ごした日々を想いながら、手紙を綴り続けます。義母の調子がだんだん悪くなってきて心配したけれど、昔のことを時々思い出したときは、婚旅行の話もしてくれましたね。「まさか私まで行くと思わなかったよ。でも分からないことだらけで、でもいつもカスミさんが助けてくれた」と言ってくれました。

そのことに、私は「覚えてくれているんだ」と嬉しくなりました。ですが、そんな楽しいことばかりでもありません。「泥棒!」と言われたこともありました。

「財布を取られたんだ、お金がない!」そう言って冷や汗をかきながら暴れる義母をシンゴが「母さん!落ち着いてよ!」と宥めます。私も必死で「お義母さん、私です!カスミです!」と言いつのりますが、興奮した義母は「嫌だ!」と拒絶をしました。

「だれ!?知らない!!」と叫ばれた私は、どうしていいか分からず、ただ立ちすくばかりでした。

優しかった義母の言葉がショックで、なにも悪くないと分かっていても、涙がでました。その後も義母は良くなったり悪くなったりを繰り替えし、そのたびに私は喜んだり悲しんだりを繰り替えします。そして、しばらくしてから、シンゴからあのことを聞きました。

「お義母さんが?」「うん・・・介護施設のこと調べているみたいなんだ」私は、その言葉に呆然としました。
一進一退を繰り返す義母の言葉に喜びと悲しみを覚える日々。カスミさん達へ優しく向き合ってくれた義母の姿に、こちらまで胸を締め付けられるようですね。介護施設について調べているというツヨシさんの言葉も気になりますが、少しでも体調が快方に向かうことを祈るばかりです。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
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