[12]自称グルメの勘違い|義母の味を再現できない妻を責め続けた夫が、義妹の正論でやっと目を覚ます

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前回のお話

レストランのキッチンで働く優奈さんは小さい頃から料理が大好き。だけど夫の充さんに出す料理を作っている時だけは気分が乗りません。なぜなら充さんは優奈さんの料理を食べるたびに「お袋の料理と違う」と不満を漏らすから。充さんは義母の料理に強い思い入れがあるようで、優奈さんには常に「橋本家の味を覚えてほしい」と言いますが、優奈さんは義母の料理を一度も味わったことがなく、再現のしようがないため困っていました。そんなある日、留学先から一時帰国する充さんの妹みのりさんのため、手料理を振る舞うことになった優奈さん。充さんと同じく義母の味で育っているため気が重くなる優奈さんでしたが、予想に反してみのりさんは優奈さんの料理を大絶賛してくれました。それでも充さんだけは優奈さんの料理を認めないようでブツブツと文句ばかり。そんな充さんにみのりさんは、義母の料理は全て市販の調味料でできていることを明かしました。どうやら義母は、充さんに「母さんの料理の方が美味しい」と言われたことが嬉しかったのと、変なプライドがあり、市販の調味料を使っていることを優奈さんに打ち明けられずにいたそうです。

1話目から読む

突然始まった、義妹の「母の味」紹介コーナー!

みのりちゃんが初めてうちに泊まりに来た日のこと。義母の味が再現できず、充にダメ出しを受けて悩んでいる私を見かねたみのりちゃんは、味付けを教えるべく、私をスーパーへ連れ出してくれたのでした。

みのりちゃんは、買い物から帰るなり「じゃ、母の味教えまーす!」と元気いっぱいに宣言して、机の上に見覚えのある調味料を次々と並べ始めます。そして「まずは調味料コーナーから!」と言うと、めんつゆ、かつおだし、うま味調味料が定番の味付けだと教えてくれました。

私が目を丸くしていると、みのりちゃんはニコッと笑って「うちは市販の味が母の味です!母はもともと料理は得意じゃないんですけど・・・少しでも美味しいものを、簡単に早く作ってくれていたんです」と話してくれました。

みのりちゃんの話を聞いた瞬間、私は張りつめていた糸が切れたように泣き出してしまいました。「良かった・・・私も忙しい時に使いたかったけど『お袋はそんなことしない』って充に言われて」そう言って笑うと、みのりちゃんは眉をつり上げて「あの馬鹿兄、そんなことを!」と、まるで自分のことのように怒ってくれました。

「うちの兄が苦労かけてごめんなさい・・・こんなに美味しい料理を作ってくれたのに、全然気づいてないなんて信じられない」そう言って、充の代わりに深々と頭を下げるみのりちゃん。私は彼女の肩にそっと手を置くと「お義母さん、レシピは教えられない分からないって言ってたけど、自分の秘伝の技とか味覚力を勿体ぶるような言葉はなかったよ」と声をかけました。

みのりちゃんは申し訳なさそうに、「母も息子の手前、言い出しにくかったんだと思います・・・意地っ張りですみません。母にも伝えておきますね」と言ってくれました。一連の出来事を充に話すと、彼は私の目をまっすぐ見つめて、「優奈・・・俺、今まで本当にごめん」と、はじめて謝ってくれました。

みのりさんの「うちは市販の味が母の味です」という言葉に安心したのか、泣き出してしまった優奈さん。今まで丁寧に出汁をとったり、どれだけ疲れていてもお惣菜には頼らなかったりと、充さんに不満を言われないように頑張っていましたが、本当はもっと肩の力を抜いてよかったんですね。

※この記事は過去に公開したものを再掲しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

最新のコメント
  • p より

    反省して謝罪できたのはまあ及第点。あとは自分も料理作ってみればいいんだよ。どれだけ手間が掛かってるのか、手抜きとはいえ頑張ってお母さんも作ってくれてたとか実感すればいいんだよね。

  • あかは より

    え、今更謝るの?
    ここまでずっと文句言い続けてたのに???
    絶対許すなよ
    ここから一生旦那が料理しててもあまりあるくらい許せないんですが?

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