家庭の平和を保つため、今日もうまく立ち回る

僕は、妻と妻の母親と同居している夫です。2人は決して仲が悪いわけではありませんが、日常のちょっとしたことで言い合いになることがよくあります。言い合うだけならまだしも、そのたびに火消し役や尻ぬぐい、板挟みを任されるのは決まって僕。もう慣れっこではありますが、それでもいまだにどう立ち回るのが正解なのか迷うことがあります。
冬至の日にスーパーでゆずを買ってきた妻。「今日はお風呂にゆずを入れたいの~どれくらい入れようかな~」そう言って、袋いっぱいのゆずを僕に嬉しそうに見せてきます。

どうやらスーパーでゆずを3つ買ってきたようで、何個お風呂に入れるのかを迷っているようです。「買ってきたの3つとも入れちゃう?」そう聞かれた僕は深く考えずに「いいんじゃない?」と答えます。すると横から義母が、「もったいないから1個でいいんじゃない?」と口を挟んできました。

義母のひと言に妻はムッとした表情になり、「好きにさせてよ、聡くんも賛成なんだし、ねぇ?」と僕に同意を求めてきます。こういう場面で僕にできる返事はただひとつ、小さく「うん」とうなずきました。すると今度は義母が、「でも、もったいないじゃない!柚子味噌作ってあげるわよ」と食い下がってきます。

柚子味噌と聞いて、心が揺らいでしまった僕。思わず「えっ!それは食べたいですね~」と、つい本音が出てしまいました。そのひと言を義母が聞き逃すはずもなく、「ほら、聡くんが食べたいって!」と嬉しそうに妻に向かって言います。その瞬間、妻の視線は僕へ。僕は慌てて「あっ、でも今日はお風呂に・・・」と軌道を修正します。

しかし、そんな必死の軌道修正も虚しく、「どっちにも良い顔をするんじゃありません!」と2人に叱られてしまいました。普段は何かと意見が食い違うのに、こういうときだけ本当に息がぴったりです。でも柚子湯も柚子味噌も、どっちも楽しみたいのが本音なんです!
今日も今日とて、妻と義母に板挟みにされる夫。家庭の平和を保つため、ついどちらにもいい顔をしてしまいますが、その「ちょうどいい塩梅」を見つけるのはなかなか難しいものです。どうやら、まだまだ修行が必要なようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
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