好きな気持ちは簡単には消えてくれない

本当はサユリと2人で行くはずだった旅行。しかしタクマさんに頼み込まれ、急遽彼の友達も加えた4人で行くことになりました。サユリは明らかに不満そうでしたが、「アユがいいなら」と、しぶしぶ了承。こうして、4人での旅行が始まったのです。
目の前に広がる海と素敵なロッジにはしゃいでいると、タクマさんが「どうしてサユリとアユが同じ部屋なんだよ!」と不満をこぼしました。それに対してサユリは、「え?逆にどうして違う部屋割りになると思ったの?」とトゲのある返答。それでも納得しないタクマさんに、「別にいいですよ、変わろっか?」と譲ろうとしましたが、それだと私とカズヤさんが同じ部屋になるので、サユリが許しませんでした。

サユリは「わたしはアユと同じ部屋!」と私に抱きつくと、「ほんと油断も隙もない・・・」とムッとした表情で小言を言いました。落ち込むタクマさんには申し訳ないけれど、彼氏よりも私を優先してくれたことが、なんだか嬉しかったです。

その後は、海で遊んだり、バーベキューをしたり、花火を楽しんだり・・・私とサユリは、思う存分はしゃいで楽しい時間を過ごしました。一緒に来たタクマさんとカズヤさんのことはすっかり後回し。2人で夢中になって遊びまくります。そうして気づけばあっという間に時間が過ぎ、辺りはすっかり暗くなりました。

「サユリ~おかわりちょ~だい」と、すっかり出来上がった様子のタクマさん。「もう!飲みすぎだよ」とサユリが注意しても、まだ足りないと言わんばかりにおかわりをねだります。さすがに心配になって、私はサユリに「タクマさん、部屋まで送ってあげたら?」と声をかけました。

サユリは「え~・・・」と渋りつつも、「ほらタクマ、行くよー」と声をかけ、タクマさんの肩を支えながらロッジを後にしました。自分の中ではタクマさんのことは諦めたつもりだったけど、2人の親しげな姿を見送ると、まだ胸の奥がズキッと痛みます。

でも、もう2人は恋人同士だし、今さら気にしても仕方ない。私は気にしないフリをして、カズヤさんと2人でサユリが戻ってくるのを待つことにしました。好きな音楽を流しながら過ごしていると、かすかに怒鳴り声が聞こえてきます。「サユリとタクマさんの声?ケンカかな?」そっと隣のロッジをのぞくと・・・

「もういい!」という大きな声と同時に、タクマさんが走り去る姿が見えました。さっきまであんなに仲が良さそうだったのに、2人の間に一体何があったのでしょうか。
4人で行くと決めたものの、アユさんはやはりタクマさんへの想いを完全には手放せていないようでした。旅行前にサユリさんが気にしていたのは、きっとこのことだったんですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
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勝手についてきて、挙句恋人でもない男女を同じ部屋にさせようとか、タクマ最低やん。
アユはこの男のどこが好きなの?顔?
カップル二組ならまだいいけど、そうじゃない男女は無いな。
彼氏無神経だし、アユちゃんも我慢しすぎ。