バラバラになってしまった家族

くれあだけでなく達夫さんも、実の娘が中学校に通えず引きこもっている現実を受け入れられない様子。これまで問題なく進んできたからこそ、突然突きつけられた今の絶望的な状況に心が追いつかないのでしょう。一緒に糸口を探したいのですが、達夫さんは私を拒絶するばかり。もうどうしたらいいのか分かりませんでした。
あの事件を境に、とうとうくれあは私が作ったご飯にも手をつけなくなってしまいました。このままでは体が心配で、どうしたものかと思い悩んでいるところへ達夫さんが仕事から帰ってきます。そして、くれあの部屋へ一直線に向かうと、スーパーの袋をドアの前に乱暴に置きました。

達夫さんが持ってきた袋の中には、大量のお菓子が詰め込まれていました。どうやらくれあは、自分の食べたいものを達夫さんに買いに行かせていたようです。どうりで私が作ったご飯に手を付けないわけだ・・・。私はショックで体を震わせました。達夫さんはそんな私に構うことなく、「明日、取引先と飲み会だから」そう言い残して、その場を後にしました。

あの日以来、達夫さんの帰りは遅くなるばかり。きっと私たちと顔を合わせるのが嫌なのでしょう。仕事や取引先との飲み会を理由に、私たちが寝静まった後に帰ってくるようになりました。それでもくれあの機嫌だけは取りたいようで、頼まれたものだけは買ってあげているみたいです。

愛花とも、家の中では最低限しか話さなくなってしまいました。「私、今日は部活で遅くなるから」「わかった、帰る時間は連絡してね、気を付けてね」これも、くれあと達夫さんを刺激しないために必要なこと。愛花もなんとなく察してくれているようで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

家で思うように話せない分を埋めるように、私と愛花はメッセージアプリでやり取りするようになりました。「朝のオムレツすっごく好みだった!お弁当も楽しみ」「お弁当はお肉多めにしたよ!部活がんばって!」おしゃべりな愛花のことだから、本当は直接話したいはず。まだ幼い彼女に、こんな形で気を遣わせてしまっている自分が親として情けない。

達夫さんと話し合い、覚悟を持って再婚したはずなのに、自分の考えがいかに甘かったのかを思い知らされました。こんな家族の形を望んでいたわけではありません。私は愛花とのやり取りを見返しながら、このままでいいわけがない、何か別の道を探さなければと心に決めました。
愛花ちゃんとくれあちゃんの中学受験をきっかけに、バラバラになってしまった家族。今では、その頃の面影すらありません。それでも由以子さんの言う通り、このままでいいはずがありません。全員が少しでも幸せになれるよう、別の糸口が見つかることを願いたいですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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もうこれは家族が壊れてしまっているから
元に戻る事はないと思う。旦那が娘のために買い与えている様子も甘やかしているし
奥さんは自分の娘をもっと大事に考えた方がいいと思う。親の再婚って子供の為にと言いながら実際は親同士の為なんだから。
こうなったら早く離婚してお互いの生活を守るべきだと思う。
本人が引きこもっていても現状が回復することはないと悟るまでは、周囲が何をしようが無理。
中学受験の失敗くらいで人生終わったようなこと思ってたらこの先、生きていけないよ。これから失敗や挫折がない人生なんて送る人はだれ一人といないのよ。何かしら乗り越えなければならない壁なんて誰でも持ってるものなんだから。