気持ちが切り替えられない娘には時間が必要

くれあの本命だったA女子中にチャレンジ受験の愛花が合格し、くれあは不合格。くれあの合格は実力よりも下のB女子中のみでした。気持ちの整理ができないまま入学式を迎えたくれあは、つい「愛花が受けなければ私が受かったかもしれないのに」と口にし、運の悪いことにそれを愛花が聞いてしまいました。
「私のせい・・?私が受験したいって言ったから・・」と罪悪感を感じて立ち尽くす愛花に、私は「そんなことないわよ」と笑顔で声をかけました。達夫さんも「気にするな。愛花はがんばった自分を誇りなさい」と愛花を労ってくれました。

「くれあにはもう少し時間が必要なんだろう。気持ちが切り替わるまで待とう」達夫さんが静かに言いました。何もしてあげられないことを歯がゆく思っているのでしょう。私も同じ気持ちです。「そうね」と返し、身支度の続きを始めました。

準備を終えた愛花が心配そうにくれあの部屋を覗くと、「愛花の制服姿なんて見たくない。こんな制服、着たくない!こんな学校行きたくなかった」と声を荒げ、B女子中の制服を投げ捨てるくれあ。

それ以降、くれあは自分の部屋からあまり出てこなくなりました。「くれあ、ご飯できたよ。今日はくれあの好きなグラタンだよ」と愛花が声をかけても、「要らない、あっち行って!」と激しく拒否。くれあの食事はドアの前に置いておくことが増えました。

くれあの気持ちが切り替わるまで待とうと言っていた達夫さんも、終わりの見えない状況に「くれあ、すねるのもいい加減にしなさい!」と声を荒げることもありました。「もう少しそっとしてあげない?」となだめると、「・・どうすればいいのか」と達夫さんはうなだれました。このままではよくないのは私も理解していますが、どうすればよいのかわからず頭を抱えてしまいました。
愛花ちゃんのせいで不合格になったわけではないことをくれあちゃんも頭ではわかっているはず。でも、気持ちが追いつかないのですよね。苦しんでいるくれあちゃんの気持ちが少しでも楽になる手助けをしたいと家族みんなが思っているはずですが、時間が解決してくれるのを待つしかないのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
2児の母、イラストレーター。
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心配したけど、お父さんは愛花のがんばりを認めてくれてるんだね、学校にも通わせてもらってるし…
お母さんも、2人を大事にしてるのがわかるけど、2人の動きはくれあちゃんの救いにはならなそう。
誰も悪い人も意地悪な人もいないのが切なすぎる…親子の難しさを感じた。
まーでも愛花が落ちたとこくれあは受かってるんですけどね(笑)
住めば都、とはよく言ったもので行けば変わるんだけどね