[11]再婚と連れ子の明暗|突然夫に責められ動揺。どうせ自分の子じゃないもんなと酷い言葉に体が動かない

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前回のお話

元夫と死別して5年。娘愛花ちゃんを育てる由以子さんは、バツイチで愛花ちゃんと同い年の娘くれあちゃんを育てる達夫さんと出会い再婚しました。明るく運動が得意な愛花ちゃんと引っ込み思案で勉強が得意なくれあちゃんの性格は正反対。でも月日が経つにつれ2人の距離は縮まり親友のような関係に。そんなある日、中学受験をするくれあちゃんと同じ中学校に行きたいと愛花ちゃんが言い、由以子さんは勉強があまり得意ではない愛花ちゃんを心配しましたが、愛花ちゃんはくれあちゃんの影響を受け順調に成績を伸ばしました。そして中学受験も本番!愛花ちゃんの本命でくれあちゃんの安全圏B女子中学は愛花ちゃんが不合格、くれあちゃんは合格。残すはくれあちゃんの本命の難関A女子中と併願校C女子中のみ。A女子中は愛花ちゃんもチャレンジ受験しました。そしてA女子中の合格発表日。結果は愛花ちゃんがまさかの合格で、くれあちゃんは不合格でした。ショックを受けたくれあちゃんは気持ちを切り替えられないままC女子中も不合格。B女子もいい学校だと達夫さんが声をかけるも「B女子なんて絶対行かない!」とくれあちゃんは部屋に籠ってしまい、かける言葉が見つかりません。そして迎えた中学校の入学式の日。「なんで愛花が受かって私が落ちるの?」と納得できない思いを口にしたくれあちゃん。その言葉を聞いてしまった愛花ちゃんはショックを受け「私のせい・・?」と考え込みました。その後、部屋に籠るようになったくれあちゃんを、家族はどうしたらいいのかわかりませんでした。

1話目から読む

「すまん言い過ぎた。本心じゃないんだ」気持ちの行き場がないのは夫も同じ

「愛花が受けなければ私が受かったかも・・」とA女子中に合格した愛花を妬ましく思っているかのようなくれあ。その言葉を聞いた愛花は「私の・・せい?」と思い悩んでいるようでした。私たちは、部屋に籠るようになったくれあをどうしたらいいのかわかりませんでした。

その後、「くれあ、ごはん食べてね」食事を用意して部屋の前に置き、声をかけるも何も返事はありません。すると「くれあ!わがままも大概にしなさい!悲しいがこれが現実だ。次に生かすしかないんだ!」と、達夫さんは何とかくれあを説得しようとしました。

そして翌朝。
くれあの部屋の前にはB女子中の制服がズタズタに切り裂かれ、捨てるように置かれていました。それを見て体をわなわなと震わせる達夫さんは、「くれあ・・いい加減に」と部屋のドアを無理やりこじ開けようとします。私は「ちょっと待って!」と慌てて引き留め、「あの子はすごく傷ついているの。もう少し、時間をあげられない?」と達夫さんに声をかけました。

すると、「お前はいいよな!愛花が受かってホッとしてるんだろう!くれあはどうせ自分の子じゃないもんな」達夫さんにそう言われ、「そんなこと・・!」と体が硬直しました。

一瞬張り詰めた空気が辺り一帯を包んだかと思うと、「・・すまん。言い過ぎた。本心じゃないんだ。ただ・・」くれあの部屋の前で座り込み、うなだれる達夫さんに、「うん・・わかってる」と声をかけました。

その後、中学校に入学しても、この生活は変わりませんでした。
「くれあ、少し話さない?今は愛花もお父さんもいないから」そう声をかけても、何も答えないくれあ。「美味しいパウンドケーキがあるのよ・・」くれあの部屋の前ですがるように話しかけましたが、くれあが何か言ってくれることはありませんでした。

B女子中には合格したものの、A女子中は不合格。チャレンジ受験だった愛花ちゃんは合格し、ショックからなかなか立ち直れないくれあちゃんの辛さ。B女子中にも行きたくないと制服を切り裂いてしまうほど傷ついた気持ちを「次に生かすしかないんだ!」と言われても・・。わかっていても心が体が反応しないこともありますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
2児の母、イラストレーター。

最新のコメント
  • ていく より

    これなら、地元の公立中に通って、高校で挽回するってことにしたら?
    もしくはA校の編入試験(倍率は高くなるけどなくはないはず)を受けられるよう、半年くらいかけて準備するとか?
    とにかく前に進むようにしなきゃ。

  • あんずママ より

    それが本心でしょ。

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