姉を探すという名目で2人きりに

ある日仕事帰りにたまたま見かけたユリ姉が、近所のおばさんに酷い言葉をかけられているのを見て間に入ると、おばさんたちはそそくさと去って行きました。ユリ姉は、どうやらこれまでも酷い言葉をかけられていたようで、それでも離婚した元夫との生活とは比べ物にならないぐらい幸せだと話すユリ姉、「一体どんな結婚生活だったんだよ・・」と思わず心の中で呟きました。
そして週末。約束通り、ユリ姉と一緒に道の駅へ。
「道の駅なんてあるんだね」と驚くユリ姉に、「去年できたんだ。こんな田舎でも意外と人が集まるみたいで、野菜も結構売れるんだよ」と説明すると、「スーパーのより新鮮で、しかもお得だもんね」とユリ姉も納得してくれました。

すると、「・・この先の公園で夏祭り毎年してたよね。今もあるの?」ユリ姉にそう聞かれて、「あるよ」と答えると、「懐かしいな。2人で回ったの覚えてる?私、早絵とはぐれちゃって・・」昔を思い出すユリ姉にそう聞かれて、「そうだったな」と答える俺は、頬がどんどん赤くなるのを感じました。

そう、もちろん覚えてる。中学生のときだ。早絵とはぐれたというユリ姉に会って、俺は一緒に来てた友人と一旦離れ、早絵を探すという名目で2人で一緒に回ったんだ。
浴衣姿ではしゃぐユリ姉が可愛くて・・顔が熱くなった俺は、ひたすらかき氷食ってた気がする・・。

と思い出にひたっていると、「あの時のハムちゃん、ブルーハワイのかき氷を3杯も食べてたよね。今でもかき氷好き?」ユリ姉にそう聞かれて、「いや子どもじゃねぇしさすがに無理」照れながらそう答えたものの、「ユリ姉、覚えてくれてたんだ・・」と嬉しくなりました。

「あの頃は何も考えず、毎日をただ楽しく過ごしてたな・・大事な思い出。今とは全然違うから、たまに戻りたくなる」そう呟くユリ姉に、「何も変わらないよ。来年、行けばいいじゃん。俺、車出すよ」俺がそう言うと、「・・ありがとう。昔は自転車だったのに、ハムちゃんもすっかり大人だね」とユリ姉がそう言いました。
週末、約束した道の駅にやって来たユリさんと公輔さん。その近くに会った公園で夏祭りが行われていたことをユリさんはしっかり覚えていてくれ、嬉しくなる公輔さん。中学生の頃、早絵さんとはぐれてしまったユリさんと2人で過ごした夏祭りのこと思い出して顔が熱くなるなんて、まるで一気に中学生の頃に戻ったようですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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