言い返さないのをいいことにエスカレートする小言

週6日、実家の手伝いに来ることになったユリ姉。丁寧な仕事ぶりから、すっかり彼女を気に入った両親は、あろうことか俺とくっつけようとしてきます。「ユリ姉は離婚したばかりだから余計なことはしないでほしい」と念を押したものの、どこかまんざらでもない自分がいました。
それから数日が経ったある日のこと。珍しく出先からそのまま直帰できた俺は、のんびりと家路を歩いていました。すると道の先に、偶然ユリ姉の姿を見つけます。

声をかけようとした瞬間。ユリ姉が近所のおばさんから、「子どもを産めずに戻ってきたんでしょ、もうご両親もいないのだし、あまりお兄さんに迷惑かけちゃだめよ」と責められているのを耳にしてしまいました。ユリ姉は小さく「・・・はい」と頷きます。

ユリ姉が言い返さないのをいいことに、おばさんたちの小言はエスカレート。「大体、今時の子は我慢が足りないのよね、あなたも傷物なんだから和田さんちにあまり出入りするのもどうかと思うわ」「公輔くんの結婚にも差し障るかもしれないじゃない?」ユリ姉の事情も知らないで、好き勝手に責め立てます。

俺はいてもたってもいられず、ユリ姉をかばうようにおばさんたちの前に立ちました。「ユリ姉には親父が頼んで来てもらってるんですよ、俺は仕事があって普段は畑を手伝えないんで」俺が突然現れたことに焦ったのか、おばさんたちは「あ、あら公輔くん!今日は早いのね」「お勤めごくろうさま」と不自然に取り繕います。

「我が家へのご忠告ありがとうございます、親父とお袋に伝えておけばいいですかね?」にっこりと笑いながらそう言うと、おばさんたちは「そんな大げさなことじゃないから」と逃げるようにその場を後にしたのでした。
小さな集落では、噂が広まるのは本当に早いと聞きます。ユリさんが離婚して戻ってきたことを知ったのか、事情も知らないまま、土足で踏み込むような小言を投げつけるおばさんたち。強く言い返せないユリさんは、ただ黙って受け止めるしかありません。心身ともに疲れているところへ好き放題言われて・・・もう見ていられません。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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田舎って恐ろしい
友達で実家に帰る時はご近所の目がうるさいから闇夜にまぎれて帰ってるって子がいた
なるほど外で出会ってしまったら、いろいろ言われるんだ
田舎の方はまだこんな感じなのか。
生きづらい社会だなぁ。
だから女性が都会に出て行って帰ってこず、過疎化が進むんだね。