[4]えげつない夫|写真を送るという名目でちゃっかり連絡先を交換!子どもへの根回しも忘れない計画的すぎる夫

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前回のお話

休日だというのに、スマホゲームに明け暮れる信也さん。すると妻のサチさんから、息子のコウキくんを公園に連れて行ってほしいと頼まれます。面倒くさそうな態度を見せる信也さんでしたが、サチさんからの圧を感じると渋々公園へ向かいました。到着するとコウキくんの友達と美人なママさんたちがお出迎え。すると信也さんは急に表情をキリッとさせ、イクメンを演じて子どもたちと遊び始めました。小一時間が経ち、そろそろ帰る時間。しかし子どもたちはまだ遊びたいと駄々をこねます。見かねた信也さんが「来週も公園来るんでよかったら」と声をかけると子どもたちとママ友さんは大喜びしました。そして翌週。公園に行く前に実家に寄った信也さんは、義母からあるものを受け取り、カメラを持って公園に出かけます。するとママ友たちに「サチにコウキが遊んでいる姿を見せてあげたくて、みんなで写真を撮ってもいいですか?」と爽やかな笑顔で尋ねました。信也さんの妻想いな行動に称賛の声を上げるママ友たち。信也さんは「サチに少しでも安心してほしくて」とデレデレした表情で照れくさそうに頭をかくのでした。

1話目から読む

撮影した写真には、ママ友を主役にしたカットがちらほら・・・

義母から『あるもの』を受け取り、カメラを持って公園に出かけた信也さん。すると「サチが家から出るのが辛いみたいで、コウキが楽しそうに遊んでる姿を見せてあげたいから、みんなで写真撮ってもいいですか?」と爽やかな笑顔で尋ねます。ママ友たちはコウキくんママのためならと、撮影を喜んで聞き入れたのでした。

パシャパシャと夢中でシャッターを切る信也さん。しかし「サチにコウキが友達と楽しそうに遊ぶ姿を見せてあげたい」と言っていたわりには、ママ友たちを主役にしたカットや横顔をアップにしたカットまで混ざっていて、なんだか下心を感じざるを得ません。

ひと通り撮影を終えると、「1回休憩しようか、ママのところでお茶飲んで~」と子どもたちに声をかける信也さん。そしてママ友たちに向き直ると「たくさん写真が撮れました、これでサチも喜ぶと思います」とにこやかな笑顔で告げました。

信也さんは、何か思い出したかのように「あっそうだ!」と声を上げ、「下の子が産まれたらサチがなかなか来れなくなるんで、代わりに僕が来ようと思ってます」とママ友たちに伝えました。そして続けて「情報交換したいので、もしよかったらグループチャット作ってもらうことってできますか?」と遠慮がちに問いかけます。

ママ友たちは特に疑うことなく信也さんと連絡先を交換し、グループチャットを作成します。信也さんはお決まりのキリッとした表情で「ありがとうございます!あとで写真も送りますね」とお礼を言い、「サチにも連絡先を交換したこと言わないと~」とわざとらしくつぶやきました。

信也さんはグループチャットが作られたのを確認すると、「さ~て、また遊ぶぞ~!」と声を上げ、子どもたちとおにごっこを開始。いっぱい遊んで、気づけば時刻はすっかり夕方になっていました。「今日もありがとうございました~」信也さんはママ友たちと和やかに挨拶を交わして解散します。

公園からの帰り道。「ママには写真撮ったことナイショな?」と話す信也さんに、コウキくんは「なんでー?」と無邪気に聞き返します。すると信也さんは「アルバム作ってママを驚かせるから!きっと喜ぶぞ~男と男の約束な」と言い、夕暮れの道を並んで歩いていったのでした。

妊娠中でお腹が張って公園に付き添えないサチさんのために、コウキくんがみんなと仲良く遊ぶ写真を撮りたいと言い出した信也さん。ところが実際に撮った写真には、ママ友たちを主役にしたカットや横顔をアップにしたカットまで混ざっていて、どうにも下心を感じてしまいます。そのうえ、ちゃっかり連絡先まで交換。「サチにも交換したこと言わないと」などとわざとらしくつぶやいていますが、そもそも公園でママ友に会ったこと自体を伝えていない時点で怪しさしかありませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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