「男の子だから仕方ない」と義弟の女遊びを容認する義母に妻の堪忍袋の緒が切れる

家族で我が家に泊まりに来た義弟の信也君が、達也を夜のいかがわしいお店に誘い、2人で飲みに行くと言えばサチさんにもバレないと得意気に話しているところを偶然聞いてしまった私とサチさん。我が家に泊まる予定だったことすら知らされていなかったサチさんは怒り心頭で信也君に詰め寄りますが、信也君は反省ゼロで自分の計画がダメになったことにがっかりするだけ。「あ~あ。バレたか~。母さんにもお願いしてたのに」と漏らした信也君の言葉に「お義母さんも知ってるの?」とサチさんが驚きます。
サチさんはイライラした様子ですぐに義母に電話をかけ始めました。「もしもし~」と呑気に電話に出た義母に「どういうことですか!!」とサチさんが声を荒げるも、「なになに~。どうしたの?」と義母はきょとん。

信也君が嘘をついてまでいかがわしいお店に行こうとしていたことをサチさんが説明すると、義母は「あぁ~。男の子だから仕方ないと思ってぇ~。いいじゃないの~。たまにはハメを外させてあげれば~。お店行く時のお金だって私が出すつもりだったしぃ」と悪びれることなく言いました。やはり義母は信也君の計画を知った上で信也君に協力し、サチさんや私に嘘をついていたのです。

義母のありえない態度に堪忍袋の緒が切れたサチさんは「ふーざーけーるーなー!!」と叫んで電話を切りました。

知らなかったとはいえ我が家に迷惑をかけたことを申し訳なく思い「本当にすみません!今からホテル探します」と頭を下げて必死に謝るサチさんの横で、頭をポリポリ搔きながら「泊ればいいのに」と反省ゼロの信也君。私はサチさんとコウキくんが不憫で「・・そうすれば?今から探すの大変でしょ?」と言いましたが、サチさんはそれを断り「この辺りホテルもたくさんあるし大丈夫です。本当にご迷惑をかけてすみません・・」と何度も頭を下げます。

「ううん。気にしないで」と言いながら、私は心底サチさんに同情しました。サチさん本当に知らなかったんだ・・。まさか2人の仕業だったなんて・・。お義母さんと信也くんコワッ。私がサチさんに感じたモヤモヤは、サチさんが何も知らなかったから仕方のないことだったのです。私は何も悪くないサチさんのことを図々しいと思ってしまったことを心の中で謝りました。

その後、信也君たちはホテルを予約して移動。サチさんは「お邪魔しました」と申し訳なさそうに何度も何度も頭を下げていましたが、信也君は軽く「じゃっ」と言うだけで最後まで一言の謝罪もなくあっけらかんとしていました。

帰り際、「兄ちゃん、今度こそリベンジなっ!」と笑顔でピースサインを向ける信也君にはさすがの達也も「マジ帰れ」と心底呆れていました。信也君が帰った後、達也からはたくさんたくさん謝られました。信也君もお義母さんも一体何を考えているのでしょうか。あの二人に振り回されるのはもうごめんです。
信也さんも信也さんですが、息子の女遊びに積極的に協力する義母にもビックリです。こんな夫と義母を持つサチさんの苦労は計り知れませんね。達也さんがまともな人で本当によかったです。信也さんが良子さん達に迷惑をかけるのはこれが最後であることを願います。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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