本当に仕事の電話?会話内容が怪しい

義妹のゆかちゃんから「まさひでさんが浮気してるかも」と相談を受けた私は、真相を探るために、急いでまさひでと会う約束を取り付けました。そして約束当日。まさひでは変わらずいつも通り、不審なところも特にありません。
すると突然、まさひでのスマホがプルルルと鳴りました。画面には「宮下レイ子」と見知らぬ女性の名前が。時刻は夜の21時過ぎ、こんな時間に会社の女性から電話がかかってくるなんて・・・私の頭の中で一気に悪い想像が膨らみます。

まさひでは着信画面を見ると「ごめん、会社の子だ」と言い、電話に出るために席を離れました。もしかして浮気相手・・・!?と疑っていた私は、仕事の電話だとわかりホッと一安心。手に持っていたドリンクをぐいっと喉に流し込みました。

「遅い!まだ電話してんの!?」まさひでが席を離れてから十数分。一向に席に戻らないまさひでに痺れを切らした私は、様子を見に行くことにしました。すると、廊下の先から「レイ子さんならきっと大丈夫だよ!」とまさひでの声が聞こえてきました。

気付かれないように壁からそっと様子をうかがうと、そこには電話口の相手と楽しそうに話すまさひでの姿が。「レイ子さん泣かないで」「頼ってくれてうれしい」「レイ子さんにそう言われると照れるな」返答の雰囲気からして、どうやら誰かを励ましているようでした。

でも「頼ってくれてうれしい」とか「そう言われると照れるな」とか、どうも仕事の電話って感じじゃなさそうなんだけど!?ゆかちゃんから相談を受けた時は、まさかまさひでが浮気するなんてと思っていましたが、この様子を見るとあながち間違いではないのかも・・・と疑ってしまいます。

しばらくして、電話を終えたまさひでが席に戻ってきました。「遅かったね、仕事でトラブル?」私がそう聞くと、まさひではヘラヘラとした表情で「違うよ、先月から来ている派遣さんで、俺の営業をサポートしてくれてるんだ」と言いました。

派遣さんからの電話に浮かれるまさひでに怒りを覚えましたが、ここで問い詰めてはいけない。ゆかちゃんのためにも、もう少し泳がせて浮気の真相を探らないと・・・。私は冷静を装い「へぇ~でもこの時間まで仕事なの?」とまさひでに問いかけました。
派遣さんと楽しげに電話するまさひでさん。妻子がいる立場なら、変な誤解を招かないためにも業務時間外の電話には出るべきではないですよね。しかも仕事の話ならまだしも、会話の内容はどう見てもプライベート。悪気がないところが余計にタチが悪いですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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これは…相談女ってやつでは?!