[21]男の子を産めない嫁は失敗|義母にやっと言い返せた!溜まりに溜まった不満から解放されてスッキリ

アイコンイメージ
前回のお話

トモコさんが嫁いだ先は、男の子至上主義の義母がいる家でした。「嫁は言う事を聞くのが当たり前」「義両親と同居しないなんてあり得ない」「男の子が産めない嫁は失敗」など何においても男尊女卑の価値観を振りかざす義母に疲弊するトモコさん。しかし、義母と夫ユウタさんの仲を悪くしたくないという想いから、言い返すことはせず耐える日々を送ります。しばらくしてトモコさんは長女カノンちゃんを出産。すると義母が急に押しかけてきて「女の子なのよね残念、次は男の子よ~」と産んだ早々男の子を急かします。ストレスが募ったトモコさんは理由をつけて義母と関わる機会を減らそうとしますが、その努力も空しく、突然家に来ては2人目を急かし「産み分けしてる?月に何回くらいしてるの?」とデリカシーのない質問を投げかけられ、法事のタイミングで久しぶりに義実家に帰れば、「これからは何でも言う事を聞くこと、男の子が産めないならそのくらいして」と時代錯誤な注文を受けます。義母から発せられる数々の問題発言に耐えられなくなったユウタさんは、トモコさんに「カノンが大きくなったら2人で帰るよ、トモコはもう帰らなくていいからね」と言いました。もう帰らなくていい、そう言われてトモコさんはほっと胸を撫で下ろします。それから時が経ち、トモコさんは次女ココネちゃんを出産。今回は義母に産院を教えなかったので急な訪問はなく、家族だけで穏やかな入院生活を過ごしました。退院して数日が経った頃、待ってましたと言わんばかりにアポ無しで自宅にやってきた義母。「次は男の子って話したじゃない」目の前にココネちゃんがいるのに、女の子が産まれたことを責めるように話します。終いには、男の子を授からないのは日頃の行いが悪いせい、結婚を許さなければよかったと、トモコさんを責め立てます。散々好き放題言われて、ストレスが限界突破したトモコさん。大きく息を吸い込み「でしたら私はもうお義母さんとは会いません!」今まで出したこともないような大きな声で義母に言い放ちました。義母は言い返されると思っていなかったのか、動揺しながら「そんなこと許されるとでも思ってるの?」と言います。トモコさんは義母の背中をぐいぐいと押しながら「許さなくても結構です!もう帰ってください!」と、家から追い出しました。

1話目から読む

今まで我慢していたことを面と向かって言えて心身ともに解放された気分

出産後、アポ無しで自宅にやってきた義母。目の前にココネがいるのに、「また女の子なのね~ちゃんと産み分けしたの?次は男の子って話したじゃない」と女の子が産まれたことを責めるように話します。それだけに留まらず、男の子を授からないのは日頃の行いが悪いせい、結婚を許さなければよかったと私を責め立てます。散々好き勝手言われて限界に達した私は、「もうお義母さんとは会いません!帰ってください!」と義母の背中を押して家から追い出しました。

「言い返しちゃった・・・」義母とユウタの仲を悪くしたくなくて、今まで嫌なことを言われても我慢していましたが、ついに言い返してしまいました。でも後悔はしていません。それどころか、ずっと言いたかったことを面と向かって言えて、スッキリしている私がいました。

しばらくして、ユウタが仕事から帰ってきました。私は「お義母さんからの連絡、すごかったんじゃない?」と聞きました。あの義母のことだから、ユウタに文句を言っているに違いありません。するとユウタは「気にしなくていいよ、それよりごめん、母さんがひどい事言って」と申し訳なさそうに謝ります。

昼間、義母に言われた言葉を思い出して、またじわじわと怒りが込み上げてきました。「ココネが女の子だったのを罰が当たったって言ったの、言っていい事と悪い事があるよね」私は怒りながら言いました。こんなに怒っているのが珍しいのか、ユウタは驚いた表情で私を見ます。

「私、我慢できなくって」そう言うと、ユウタは私を優しく抱きしめ、「ううん、僕が母さんの暴走を止められたらトモコが嫌な思いしなくて済むのに・・・謝るのは僕のほうだよ、ごめん」と言いました。

「でも言いたいこと言ったらちょっとスッキリしたかも、言い争いをしたくないのは変わらないけど」と笑いながら言いました。義母にやっと自分の気持ちを伝えられたことで、前よりも強くなれた気がしました。

義母とユウタさんの仲を悪くしたくなくて、今まで嫌なことを言われても我慢していたトモコさんでしたが、ついに言い返すことができました。その晩、仕事から帰ってきたユウタさんに「お義母さんからの連絡、すごかったんじゃない?」と聞くと、「気にしなくていいよ、それよりごめん母さんがひどい事言って」と申し訳なさそうに謝りました。「ココネが女の子だったのを罰が当たったって言ったの、言っていい事と悪い事があるよね」と怒るトモコさん。すると、ユウタさんはトモコさんを優しく抱きしめ、「僕が母さんの暴走を止められたらトモコが嫌な思いしなくて済むのに・・・謝るのは僕のほうだよ、ごめん」と謝ります。トモコさんは優しく笑いながら「でも言いたいこと言ったらちょっとスッキリしたかも、言い争いをしたくないのは変わらないけど」と言いました。
義母にやっと自分の気持ちを伝えられたことで、前より強くなれた気がしたトモコさん。娘たちと自分を守るために、立ち向かってほしいです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

この記事をSHAREする