[11完]義家族と完全同居|嫁の私をあてにしないで。見据えた先には子ども達と笑顔で過ごす自立した私

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前回のお話

結婚と同時に義父母、義姉と完全同居になったカエデ。仕事を辞めて義実家に入った妊婦のカエデのからだを労わることなく、義家族はそれぞれの勝手な都合に合わせてカエデをお手伝いさんのように扱うのに、夫ユウタは妻を庇うどころか家族側につき、「家族で一番暇」「寄生しているだけ」「働いていないのに生活してる」などと心無い言葉を浴びせるのでした。そして子ども達を就学前に塾へ通わせることになると、今度は「そろそろ働いたら?」「甘えてないで塾代くらい稼いで」と本当に自分勝手。自分をなんだと思っているのだろうとあらためて思ったカエデの中で、何かが途切れた瞬間でした。カエデは仕事を探し、必要最低限の家事以外はするのをやめました。カエデに押し付けていた家事を義母がまたしなくてはならなくなったり、自分の都合でいいように使っていたカエデに拒否されるようになると、ユウタはカエデに「家族が困っているんだから助け合うのが普通」と言いましたが、この時とばかりにカエデは結婚した時に義母から「この家で家族でないのはあなただけ。ルールに従わなければ出て行ってもらう」とハッキリ言われたことを伝えたのでした。

1話目から読む

目標を持った嫁「頑張ろう」

ずっと家に居て稼ぎもなく暇だから家族全員の世話と家事を全てやるのは当たり前と言われたり、子ども達の塾代のために、甘えていないで外で働けと言われる私。働き始めたら今度は家のことが手抜きだとユウタに文句を言われて、この家の人たちの身勝手さに呆れてしまいました。「家族が困っているのを助けるのは当たり前」と言われたので、ようやく私は結婚当初に義母から「この家であなただけが家族じゃない」と冷たく言われたことをユウタに伝えると、「母さんそんなこと言ったの?」とユウタは驚いていました。

私は「うん、だから自分のことを自分でやらないとね」と言って「ユウタもお義父さんやお義母さんの介護とか必要になった時に困るよ?」と淡々と伝えました。

「私をあてにしないで家族のことは家族で助け合ってね」と笑顔でユウタに伝えると、これまで上から目線ですぐに義母達の側について嫁の私に我慢させ、ことなかれ主義を貫いていたユウタの顔色がみるみる青ざめていきました。

仕事の日の朝は、まず子ども達にご飯を食べさせます。2人ともちゃんとお手伝いをしてくれる子に育ってよかった!

子ども達の朝食が終ると、起きてきた義家族にできている朝食を伝え、自分たちでやっておいてほしいことをてきぱきと指示。今までのように全てを私ひとりで準備・片づけをすることはもうありません。義家族に有無を言わさず出かけます。子どもたちはいつも笑顔で私を応援してくれます。

私はひとりになると、そっと通帳を開いて数字を確認しました。まだまだだな・・・。でも、頑張ろう。私は笑顔で前を向き、力強く歩き出しました。今の私には、子どもたちと笑顔で過ごす明るい未来が見えています。

将来の目標が見えて強くなったカエデさんの笑顔が印象的です。心から応援します!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

最新のコメント
  • とおりすがり より

    魚焼いて、ご飯とみそ汁も用意してあげるなんて、優しいなぁ。私なら子どもと自分だけしっかり食べて、家族じゃない人達の分は知らんぷりしちゃいます。だって家族じゃないしね!
    しかし、大人4人もいて、嫁が一人で担当していた家事で困るって、どんだけ能力がない家族なんでしょうね?

  • モミジ より

    カエデちゃんの晴れ晴れとした顔、好きだなぁ!良い子に育った子供達と早く自立できるといいね。応援してる!

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