勝手な都合で嫁を働きに出す義家族

小学生になるフウカの勉強の予定について聞かれた私は、フウカを習い事に行かせたいとユウタに相談しました。女の子だからとあまり乗り気ではなかったユウタでしたが、発端が義母の発言とあって先ずは調べておくように私に言いました。
良さそうな習い事をまとめて、後日ユウタと義母に見せると、義母はフウカが習い事を始めるなら、男の子だからという理由で1歳下のジュンも一緒に通わせることを主張しました。ユウタは値段の高さに少し引き気味です。

すると良いことを思いついたと言わんばかりの顔で、義母が私に働きに出るように提案しました。「ユウタだけ働いているのもねぇ。子ども達も大きくなってきたし。」と、まるで私が好んで仕事を辞めて家に入っているかのような言い方。引いてしまいました。

私は妊娠したのを機に結婚して、仕事を辞めざるを得ず、義母に言われるがまま家に入ったのです。それからはずっと文句も言わず家族の世話や雑用をしてきています。まるでタダで使えるお手伝いさんかのように、しかも毎日文句や嫌味に耐えながら。それなのにユウタは義母の提案に「なるほど」という顔で「そろそろ甘えてないで塾代くらい稼いでよ」と言い放ったのです。私は傷つきました。これが夫の言葉?ユウタは私のことをそんなふうに思ってたんだと理解しました。

私は静かに「分かりました。でも、今まで通りの家事はできません。」と伝えました。今までは働いていないから「寄生してるだけ」などと散々な言われ方をして、全ての家事を押し付けられていたのです。私が働く気になったことで夫は「いいよいいよ、そこは少しくらいは目を瞑るよ」とどこまでも上から。義母は「完璧にはしなくてもいいけど、ある程度はして欲しいわ」と、自分でやりたくないだけの意見です。

義母と夫のあまりにも自分勝手な言い分を聞きながら「この人達は私の事、なんだと思ってるんだろ」とあらためて考えると、私の中で何かがプツリと途切れたのがわかりました。
勝手な時だけお手伝いさん扱いをしたり、外で働いてお金を稼ぐように言ったり、結婚してからずっとカエデさんが家族のお世話をしていることには感謝のかけらもなく自分たちの都合の良いようにカエデさんを使うなんて酷いですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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よーここまで我慢しはったね。
ありえないわー
もういいよ。十分頑張ったよ
反撃に転じてガツンとやっちゃえ!