[5]旦那のオレ理論がしんどい|妻の相談はスルー。子どもに向き合わないのに結果が悪いと文句ばかりの夫

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前回のお話

中1ヒロキくんと小3カナデちゃんの成績が悪いことに頭を悩ませいる母キコさん。ある日、キコさんが夫のショウヘイさんに子ども達の喧嘩や成績のことを相談すると、ショウヘイさんは「テレビで喧嘩になるならヒロキの部屋にテレビつけたら?」と言いました。ヒロキくんの普段の様子から、部屋にテレビをつけたら部屋から出て来なくなるしもっと勉強しなくなると心配するキコさんに対し、ショウヘイさんは自分は中学生のときに部屋にテレビがあった、テレビがあっても勉強できた、勉強は本人がやる気にならないと無理、と言ってキコさんの話しに聞く耳を持たず、勝手にヒロキくんに「自分の部屋にテレビ欲しいよな?」と言って「次のテストで証明すればいい」と自信満々。しかし、テストの結果は散々でした。二人の答案用紙を見たショウヘイさんは唖然とします。

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子どもに教えないし向き合わないのにできないと文句

ヒロキの部屋にテレビを置いてもちゃんと勉強ができるかどうか、次のテストで証明することになっていましたが、結果は散々。テレビどころか何か勉強方法を考えなくてはと思いました。ショウヘイは「なんでここまでひどい点数なんだよ?」と怒り出しました。「2人とも普通やる気になるだろ?何やってんの?」あり得ない、という様子で子ども達に言いました。

「オレならこの状況絶対頑張るけど?」というショウヘイの文句は、私にまで及んできて、「こんな点数なのにほっといたの?」と言われてしまいました。絶対口出すなよ、って言ったじゃん。「口出さないにも程があるだろ!」と、本当に自分勝手。子ども達がこんなにも勉強ができないと思わなかったと溜息をつきました。

ショウヘイは今初めて子ども達の勉強のことを知ったように言いますが、私はずっと伝えていました。部屋では集中できないから宿題はリビングでやらせるようにして、さらに個別の塾の相談だってしていたのです。自分はできたからと言うばかりで、ショウヘイは自分で子ども達の勉強を見たことなんてありません。「それにしたって、オレこんな点数取らなかったけど?!」とまた無意味な比較。

勉強がここまでできなくなるまで私が放っておいたような言い方をされて、私も黙っていられませんでした。「毎回毎回話してたじゃない!私も教えるの下手だし、ヒロキもあまり理解できないって。何かこの子達に合った方法がないか探したいって!!」そのたびにいつも「そんなのいらないだろ」「おれはできてたから」とまともに聞いてくれなかったショウヘイが「それは聞いてたけどさ~」とまた溜息をついて「でもオレの時はできたから!」と言った瞬間、カチンときた私。

私の中で、スッといろんな感情が引いていきました。「『オレはできたから』なに?ショウヘイができても子ども達はできてないでしょ?」と、冷めた声になっているのが自分でもわかりました。さすがにショウヘイも気付き「いや、普通できるって」と少し動揺して言いました。

オレはできたからなに?というキコさんの言葉に共感します。自分が子どもの頃にできたからと言うばかりで、目の前の子ども達に向き合っていませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

最新のコメント
  • のり より

    『普通』なんて都合の良いものは無いよ?
    有るのは自分の言い分を通したい気持ちだけ・・・。

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