[3]旦那のオレ理論がしんどい|中学生になった息子の部屋にテレビを置く?置かない?意見が分かれた夫婦

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前回のお話

息子ヒロキが小学生になった頃、夫ショウヘイに「そろそろ自転車買ってあげないの?」と言われて驚いたキコは、1年前に自転車に乗れるようにトレーニングバイクで練習していた頃のことを話しました。なかなか乗りたがらないヒロキの様子を見て、「やる気になったら勝手にやるんだから無理強いするな」と言ったショウヘイに、やる気が出るまで待つよう言われたのです。その後やる気にならないままでいたヒロキは、ショウヘイに「乗れなかったら恥ずかしい」「オレはできたから乗れる」と言われて、買ってもらった自転車でさっそく公園へ。ショウヘイはなかなか上手に乗れないヒロキにイライラしっぱなしで「オレはできたのになんでできないんだよ!」を連呼。結局キコが自転車教室に行かせると、1日で乗れるようになりました。何も教えてあげあなかったショウヘイですが、ヒロキが嬉しそうに自転車で走る姿を見ると「ほらな!やる気が出ればできるんだよ」となぜかドヤ顔で言うのでキコは何とも言えない気持ちでいました。

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部屋から出てこなくなるし勉強に集中できないという母の心配

息子ヒロキは中学生になり、妹カナデは小3。2人が持ち帰ったテストの点数を並べて、私はため息をついていました。2人揃ってこの点数・・・勉強できる環境や勉強方法を考え直さなきゃ。そう思っている私のすぐ隣で、いつものようにヒロキとカナデの喧嘩が始まりました。原因はたいていテレビのリモコン争奪戦。ギャーギャーやりあっています。

「もういちいちケンカしないで!」声をかけるやいなや、カナデの「だってー!!」が始まりました。「お兄ちゃんがリモコンを返してくれない」「同じの何回も見て何がおもしろいんだよ!?」「ちょっとは我慢しろ!!」口々に私に訴えてくる2人。とうとう堪忍袋の緒が切れました。

「やーめーなーさーい!!それより2人とも宿題終わったんでしょうねっ!?」宿題ということばが出て、2人はドキッとしたように固まりました。「ケンカするヒマがあるならこっち来て宿題する!!」2人に言うと、今度は別のいがみ合いが勃発しました。「お兄ちゃんと勉強とか嫌なんですけど」「オレだってカナデなんかと嫌だよ」・・・まったくもう。

夜、食後のリラックスタイムにショウヘイに夕方の子ども達のことを話しました。「テレビの取り合いになるし、勉強もさせないと・・・」と言うと、ショウヘイは「そろそろヒロキの部屋にテレビつけたら?」とサラリと言いました。子ども部屋にテレビをつけるなんて思ってもいなかった私は驚いて「どうして??」と思わず聞いてしまいました。

「だってケンカになるんだろ?オレも中学の頃にはテレビが部屋にあったし・・・」と当然のように言うので私は「いやだめだよ!!」と反論しました。「それだと部屋から出てこなくなるし、勉強もできないよ?これ以上成績が悪くなったらどうするのよ!」夫婦の意見は完全に分れてしまいました。テレビに夢中のヒロキには私たちの会話なんてまるで聞こえていないようです。

学校から帰ると宿題もせずにテレビのリモコンの奪い合いでケンカばかりする中1のヒロキと小3のカナデ。持ち帰ったテストの答案用紙は2人とも揃ってひどい点数だったため、キコさんがショウヘイさんに相談すると、あっさり「ヒロキの部屋にテレビを置いたらいい」というのでキコさんは猛反対!いつものように「オレの中学の頃は部屋にテレビがあったから」と言うショウヘイさんに、子ども部屋にテレビなんて置いたら、ますます勉強しなくなってしまうどころか部屋から出てこなくなると訴えるキコさんの予想の方が現実的ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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