挨拶もそこそこにお手伝いを指示されオロオロ

結婚の挨拶からしばらく経った頃、義母から夫に私を法事に連れて来るよう連絡がありました。まだ入籍前だったため夫は断ろうとしてくれましたが、義母は「どうしてトモコさんに決定権があるの?私が連れてきなさいって言ってるんだから連れて来るのよ」と言ったそうです。
義母から私の法事参列を指示された夫は、申し訳なさそうに事情を話し「もし嫌なら断るから。無理しなくていい」と言ってくれましたが、「ううん・・これ以上印象が悪くなるといけないから行くよ」と私は義実家の法事に参列することを決めました。

法事当日。「本当にごめん。行くの嫌だよね」と気遣ってくれる夫の気持ちが嬉しくて「ううん。大丈夫だよ。家族になるってこういうことだもんね」と笑顔で答えると「ほんとごめん。ありがとう」と夫は言ってくれました。

そして義実家に到着。「おじゃまします」と緊張しながら玄関に入るや否や「あらあら、遅かったのね」と言いながら出てきた義母に「さっ、トモコさんはこっちに来て手伝ってちょうだい」と言われました。突然のことに「え??」と戸惑っていると、

「え?じゃないのよ。早く」と言って義母は足早に歩きだしました。私は訳がわからないまま義母について行きました。

義母についてキッチンに行くと、「じゃ、皆さんに出すお茶を淹れて。茶葉はこっちにあるから」と言われ、「はい」と笑顔で返事をしながらも私はパニック。こんなに大人数のお茶を淹れた経験がなかった私は、茶筒と急須を手に「えー・・量は・・?」とオロオロしてしまいました。
ユウタさんから法事の件を聞いたトモコさんは、結婚挨拶のときの義母の言動を思い返し「これ以上印象が悪くなるといけないから行くよ」と参列を決意。そして法事当日、義実家に到着するや否や義母はトモコさんに手伝うように言いキッチンへ連れていきました。戸惑うトモコさんにお構いなしに義母は親戚の皆さんに出すお茶を淹れるよう指示。一度にたくさんのお茶を淹れたことがなかったトモコさんは戸惑ってしまいます。
入籍もしていないときにいきなり義実家の法事に参列するのは緊張してしまいますよね。ユウタさんがトモコさんを気遣ってくれているのが救いですが、キッチンで義母と二人きりは気まずいです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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