[37]私の居場所を奪った女|お迎えに出たはずでは?ママに頼まれたと習い事から娘を連れ出した女

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前回のお話

高校の同級生だったシズクと結婚したワタルは、シズクから久しぶりに地元に戻ったカエデと再会したと聞きました。カエデは高校時代、ワタルと両片想いだったものの、カエデは「ワタルに近づくな」と嫌がらせの手紙を受けたことと、妹サクラが不審なケガをしたことでワタルと距離を置いている間にカエデがショウマと仲良くなって付き合い始めたのだと勘違いして諦めた過去がありました。またカエデも自分がワタルを避けている間にシズクと付き合い始めたワタルを諦めました。ところがそれはシズクが巧みに嘘をついて誤解するように仕向けた結果だと言うことを2人は知りませんでした。サクラとショウマはシズクを疑いカエデにも伝えたので、大人になってシズクと再会したカエデはサクラのアドバイス通りにシズクを警戒していましたが、娘同士が同じクラスで仲が良いこともあり関係を断つことはできずにいました。カエデが娘アカネの習い事に迎えに家を出ている間に、ワタルがカエデに会いに来ました。娘ミズキの誕生日会に訪れたカエデが洗面所をから出てきたのを見たワタルでしたが、その後洗面所の観葉植物の土が洗濯機の中にばらまかれていたことで確認に来たのです。カエデの家でショウマに会ったことで、ようやくショウマとサクラが高校時代から付き合っていて、今は結婚していることを知ったワタルは愕然としました。またサクラはカエデを疑うかのようなワタルの話に激怒し「そんなんだからあの人に騙されるのよ」と冷たく言い放つのでした。

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「ママは遅れてくるよ」同級生ママの言葉を信じる娘

ワタルがカエデの家を訪ねた時、カエデは不在で、アカネの習い事へ迎えに行っているとサクラは言いました。その頃、ワタルがショウマとサクラに会っていることを知らないシズクは、ミズキの習い事のお迎えに来ていました。アカネと一緒の習い事です。

シズクは、カエデに頼まれてアカネを迎えに来たと娘たちに話し、後からカエデと待ち合わせをして食事するのだと伝えました。シズクを100%信用しているアカネは「ごめんなさい、私のママがミズキちゃんのママにお願いしちゃって」と言うと、シズクは「いいのよ、カエデのお願い事だもん」と微笑みました。

「カエデはもうお店で待ってるはずだから」とシズクが言うのを聞いてテンションが上がる娘たち。「みんなでご飯、やったね~」と大喜びです。

お店の近くに来たタイミングでシズクはスマホを見ながら「カエデやっぱりちょっと遅れるんだって。先にご飯食べて待ってようか」と娘たちに伝えました。

レストランに入って「何食べる?」と楽しそうに話していると、シズクも「メニュー選んだら2人とも手を洗って来てね」と嬉しそうです。

その時カバンの中を見たシズクが「あっ!やだ私。」と顔を曇らせました。

サクラの説明ではカエデはアカリの習い事にの迎えに行っているはずでしたが、お迎えには「カエデに頼まれた」と言ってシズクがひとりで来ました。カエデとは待ち合わせをしていて、後から一緒にみんなでご飯を食べることになっているそうですが、カエデとアカネのことを心配しているサクラが止めないわけがないですよね。カエデは本当にレストランに遅れてくるのでしょうか。心配です。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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