[23]私の居場所を奪った女|嫌がらせの主は付き合う2人がハッキリすればわかる。真相を確かめる作戦が始まった

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前回のお話

現在はシズクの夫であるワタルは、高校時代、学校で人気の明るくて可愛くて性格も良いカエデと両片想いでした。ところがカエデに『ワタルに近づくな』という嫌がらせの手紙が届くようになり、ワタルに相談しようか悩んだカエデはワタルに迷惑がかかることを避けて言えないまま、ショウマと一緒に帰宅するようになりました。急に一緒に帰らなくなり、ショウマと付き合っているのではと噂も出てきたカエデのことを内心では気にしていたワタルは、ある日手紙のことをシズクから聞き愕然とします。両想いのワタルとカエデを応援したいと言うシズクは、自分とワタルが付き合っていると噂になればまたカエデはワタルと一緒になれると提案し、カエデが望んでいるとワタルに嘘をついてそれ以来一緒にいるようになります。計画通りワタルとシズクの噂が立ちだしたころ、シズクは自分に嫌がらせの手紙が来たとカエデに相談し、ワタルはそんなシズクのそばにいてくれると言ったと嘘をつき、一方でワタルには、手紙が来たシズクにはワタルにそばにいてもらう方がいいとカエデが言っていると嘘をつきました。いつもシズクと一緒に帰るようになったワタルに、ある日シズクは借りたノートを返すと言ってワタルと一緒にカエデの家に行きました。するとカエデの後ろからショウマが顔を出したのでワタルは内心ショックを受けました。ショウマはカエデの妹サクラと付き合っているのですが、その事実をワタルは知らなかったのです。ワタルたちが帰ったあと、サクラは階段から不審な落ち方をした時、シズクがカバンにつけているぬいぐるみを見たとぽつりと言ったのでした。

1話目から読む

友達、好きな人、家族。大切な人たちのためにハッキリさせたい。

サクラが階段から不自然に落ちた時、シズクがいつもカバンにつけているぬいぐるみを見た気がすると聞いて、友達を信じたい気持ちがありながらも大切な妹にこれ以上危険な目に合わせたくないカエデ。「シズクはそんなことするような子じゃないと思うけど」と言ってみたものの、サクラに「しないって確証もないでしょ?」と言われて考え込んでしまいました。「今日は何のために家に来たの?」サクラは不審な事故や手紙の真相を探っていくつもりです。

貸していたノートを返しに来たと聞いて「うちにショウマがいるのを知っててワタル君を連れてきたんじゃない?ワタル君にお姉ちゃんを諦めさせるために」とサクラは言いました。「そもそもワタルが本当に私のことを好きなんて分からないし・・・でも・・・もしそうだとしたらもうこんな手紙は来なくなる?」とカエデも考え込んでいます。「これを出してたのが本当にあの子ならね。」とサクラは言いました。

ショウマは「ワタルに直接シズクと付き合ってるか聞いてみようか。」とサラリ。それが一番簡単に真実を知る方法に近いとショウマは考えていました。「確かに。もう付き合ってるんだったら、もうこっちには手紙来ないよね。」とサクラも納得。それでもカエデは「でも、シズクも被害者だったら・・・」とまだ友達を疑うことを躊躇していました。

そんなカエデに「その可能性もあるけど・・・まずはこれ以上サクラに危害が及ばないのか確かめたい」ときっぱり言うショウマに、カエデも納得しました。

「俺がワタルに聞いてみるよ。」ともう一度ショウマが言うと、「ショウマ、その時、私がショウマの彼女だってまだ言わないで」とサクラが言いました。サクラには何か他に思うところがあったようです。

手紙がワタルと親しくしている女子に送られてくる嫌がらせなのだとしたら、ワタルと付き合っている人がシズクと分かればカエデにはもう手紙は届かないはずと考えたカエデ、ショウマ、サクラ。ショウマがワタルに、シズクと付き合っているのかズバリ聞くことになりました。ワタルもカエデもお互いのことが好きなのに、不器用が邪魔をしてもどかしいです。嫌がらせの手紙を送った人物をはやく突き止められるといいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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